思いがけない事態にさすがの私も大ショック。早速初めて降圧剤なるものを処方してもらいました。そして、その日の夕食から、減塩食に切り替え、塩っ気の全くない食事を食べるはめに。まさに革命的な食生活の大転換。これには参りました。

何せ、生まれも育ちも東三河で、子供の時から八丁味噌の濃い味噌汁や、沢庵、梅干しなどの漬物、イカの塩辛など、とにかく辛いものが大好き。東京に出てきて結婚してからも、関西生まれの妻の薄味では物足りないので、こっそり食塩や醤油をかけて食べていました。

それが減塩食になってからは、妻が折角作ってくれる食事なので残すわけにもいかず、一応口の中に入れますが、いかにも味気なく、食欲が湧きません。無理やり胃袋に流し込んでも、栄養になっているようには思えません。食事は、本人が美味しいと思って食べないと、唾液も分泌せず、いくら食べても腸が養分を吸収しないような仕組みになっているようです。

おかげで2か月もしないうちに、体重が一気に5キロ以上減り、体力がめっきり衰えました。特に大腿筋などの筋肉の減衰がひどく、脚力がすっかり弱くなりました。慌てて散歩や運動量を増やしたものの、一度失われた筋肉は急には回復しません。腹筋も弱くなったせいか、元々便秘の傾向があったのが一層悪化したようです。

実は私は、スマホなどは一切やりませんが、その代わりにパソコンを多用しており、毎日平均5〜6時間もパソコンの前に座っています。医者からも長時間座りっぱなしは体に良くない、寿命を縮めると言われていますが、長年の習慣は直ぐには変えられません。

快眠、快食、快便

そういえば、昔、子供の頃、父がよく「快眠、快食、快便が大事だ」と口癖のように言っていました。元陸軍軍人(下士官兵)だった父は、軍隊で「早寝、早食い、早ぐそ」を徹底的に叩き込まれたようです。私の場合、最初の2つはともかく、最後の「快便」が以前から頭痛の種です。