これら「怒ってます系左翼」も「ヤバいお祭り系左翼」も、自分は絶対近づきたくないし、普通の人は嫌だろうな、と私は思っていました。

しかし、今回のひろゆきさんとの対談番組での斎藤幸平さんは、悪い印象・近づきたくないという印象を感じなかったんです。むしろ「何とか業界を盛り上げるために真面目に考えている人、他人のアドバイスも聞く耳持ちそうな人」という好印象です。

本当に怖いですね。極左も「見せ方」を工夫して、一般人に受け入れやすいように、穏健に見えるように変化させているようです。

相手を激しく糾弾するやり方で人気だった蓮舫さんが、都知事選でボロ負けしたので、従来のやり方を変えざるをえないのかもしれません。

「怒ってます系左翼」「ヤバいお祭り系左翼」から「穏健で話ができます系左翼」へ、一般的な日本人の好みに合わせて来ているような気がします。

この対談の内容で特に感じたのが、日本人は「自分の(自分の仲間の)欠点を素直に認める人が好きだ」ということです。

斎藤さんが、自分たち左翼のダメなところを素直に認めて、でも何とかしたい…と思い悩む姿が、視聴者に好感を持たれている気がします。

従来の左翼は、敵を批判するばかりで自分たちのダメなところは認めようとしないイメージがありますが、番組内の斎藤さんの自分たちの欠点や弱いところをさらけ出す姿に、視聴者は人間味を感じ共感を持てるのだと思います。

結果はうまくいって、このYouTubeのコメント欄も斎藤さんに好意的な意見がとても多いです。

番組全体含め、本当に見せ方が上手だと思いましたね。

左派がこんなに上手に世の中に浸透しているのに、今後、さらに極左まで「見せ方・伝え方」が上手になって、普通の人が極左の言うことも耳を傾けだしていくかもしれません…(泣)

その点、日本の自由主義者は数が少なすぎるから仕方ないとはいえ、「一般人に興味を持ってもらえるようなやり方・見せ方」が、あまりにも下手すぎます(私も含め)。