ヘルメットは、バイザーにいらないゴーグルレンズをつけて長さを出すことで、前から受ける泥をさらに防ぎやすくなります。まずはレンズを貼りつけて、その上からフェンダーマットを取り付けていくと良いでしょう。
マディ対策最強装備の完成!!
応用術をいざ実践。効果はいかに
今回は雨の次の日を狙って、埼玉県にあるモトクロスヴィレッジにて取材をしました。当日は晴れており、昼過ぎには路面が若干乾いてきていましたが、水たまりなどに溜まった水分量多めの泥と、水分量少なめで重たい泥の2種類があったため、2つのコンディションを想定してテストしていきます。
なお、今回の応用術は前から飛んでくる泥に対しての対策が多いです。そのため、1人で走っていてもあまり効果は見られず……。ということで泥をかけてもらいました。走りながらは難しいので、もういっそのこと止まった状態でかけてもらいます。ライダー役の伊澤はとても嫌そうな顔をしていますが、無視します。
まずは水たまりに溜まった水分量多めの泥を容赦無くかけてもらいました。昨年も同じことをしたような……、とデジャブを感じつつ泥だらけに。
泥をかけてもらった後がこちら。水が滴りつつ、水分量多めの泥がベッタリとついています。
フロント部分はこんな感じ。水を弾いているのがわかります。また、隙間を埋めていたおかげで泥が詰まっていません。
リアフェンダーは主に走行時にタイヤから跳ねてきた泥がついていますが、こちらも水は弾いています。上に乗った泥の塊は走行しているうちに落ちるので、重さの心配はありません。
スイングアーム部分は泥が詰まっていますが、マシン自体に付着していないため、走行時の振動や衝撃で落ちやすくなっています。
先ほどは水分量多めの泥だったため、水分量が少なめの重めの泥もかけてもらうことに。飛んできている泥の塊具合から、その重さが伝わるでしょうか。