2024 D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦では、ヘルメットにフェンダーマットをつけているライダーも多く見られました。マシンだけでなく、ヘルメット自体にも泥はたくさん付着します。これにより頭にかかる重さも増え、ライディングに影響が及びます。

実際にフェンダーマットを活用していた福村選手は「特に重たいマディの場合、どうしてもヘルメットに泥がつくんですよね。ヘルメットを被る時点で重さがかかるのに、さらに泥で重くなると首が耐えられなくなってきます。なので、ヘルメットにいかに泥がつかないかを研究して、対策を練っています。その点フェンダーマットは効果もあるし、つけていない時に比べて安心感があります」と好評。泥がつくだけでライダーの体力がいかに削られるのか、対策がどれだけ重要かということが感じられます。

いざ装着。取り付けは切って貼るだけ

応用術を学んだところで、いざ実践。まずは各所に装着していきます。フェンダーマットは粘着シートが最初から付いているため、カッターまたはハサミがあれば取り付けは切って貼るだけ。

フェンダー上部はフロントとリアともに装着。取り付ける際、フロントフェンダーとゼッケンの間や、リアフェンダーとシートの間といった隙間をしっかりと埋めることで泥詰まりを防ぎます。

シートを剥がして取り付けるだけと簡単
ハンドガードの形に合わせて……
形を切り取って整えれば完成

ハンドガードは形に合わせて切り取っていきます。今回ハンドガードの淵ギリギリで切ってしまいましたが、少し大きめに切り、余った部分を折り込むようにつけることでハンドガードの端まで泥の付着を防ぐことができそうです。

スイングアームにも満遍なく取り付けていきます。フェンダーやハンドガード取り付け時に出た切れ端も、もったいないので活用していきましょう。