マディ対策アイテムとして人気の高いZETA RACINGのフェンダーマット。昨年行った実践企画「マディ対策の定番、フェンダーマットの効果を実感」に続き、今回はその応用方法を編集部が試してみました

今年も梅雨時期がやってきます。マディ対策の準備はできていますか? マディ対策のノウハウはライダーによってこだわる部分が異なり、かなり奥が深いトピックです。中でも、ZETA RACINGのフェンダーマットは装着することで泥の付着を防ぐ効果があり、全日本モトクロス選手権で多くのライダーが使用しています。以前、ライドハック編集部ではフェンダーマットを試し、その効果を実証した記事も掲載しています。

当時はフェンダーマットの基本的な使い方に沿ってフェンダー裏のみに装着しました。しかし、稀に見る大荒れのマディコンディションとなった2024 D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦では、フェンダー裏だけでなく、ハンドガードやフェンダー上部など、ライダーごとにフェンダーマットの応用術が見られました。そこで、今回は昨年行った「マディ対策の定番、フェンダーマットの効果を実感」に続く応用編として、装着位置による効果の違いについて検証してみました。

それぞれのフェンダーマット応用術

先述した通り、2024 D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦は大荒れのマディコンディションとなり、ライダーたちの様々なフェンダーマット応用術が見られました。今回は、まずそのテクニックを学ぶべく、ダートフリークサポートライダーにインタビュー。第3戦で初優勝を果たした#2大倉由揮選手と、同じく第3戦でベストラップタイムを記録した#11福村鎌選手、小島庸平選手、さらにJNCCライダーの馬場大貴選手にポイントを聞いてみました。

ハンドガードにつけてハンドル周りの重さを軽減