Trim代表の長谷川裕介さん

ビジネスの観点で言うと、だからこそチャンスだと思っているんですよね。誰もやってこなかった、これまでもうからないと思われてきた。まさにブルーオーシャン。競合がいないので可能性があるなって思っています。

さらに、ベビーケアルームって日本国内だけにあるべきではなくて、世界中にあるべきだと思っているんです。そういうなかで、アジア圏の国だと実はお出かけ時間帯が日本よりも長くて、商業施設にほぼ1日滞在しているような家庭があるんですね。

少子高齢化の日本で成功したビジネスモデルを海外に持っていけば、より成功するのではないかという勝算もあります。

いまの20代は“かしこすぎる”ところも

ーーーU-NOTEは、20代のビジネスパーソンをターゲットにしていますが、その人たちに向けて何かお伝えしたいことがあればお聞きしたいなと。

特に20代から30代中盤の方たちって本当に優秀で、僕が20代、30代の時よりも社会を知っていますし、いろいろ勉強されているなと思うことが多いんです。

一方で、かしこすぎるかなって思うことも多々あって。20代の方であれば、もっと無茶していいんじゃないかなと思うんですね。

失敗しないことが正義ではなくて、むしろ20代だから失敗が笑って許されたりとかしっかりしろよって言われて終わるぐらい。

僕みたいに40代になった人間が失敗するともう立て直しがきかないですけど(笑)、「もっと伸び伸びと失敗することも含めて勉強だと思ってやられた方が楽しくできますよ」とは思うことではありますね。

失敗する勇気を持たれたら良いんじゃないかなと、ちょっと勝手ながら思いますし、私は起業のきっかけにもなっていますけど、マジで親孝行はできるうちから早めにやった方がいいですよって思います。

(了)