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葛飾柴又の魅力6. 千葉県と行き来できる矢切の渡し
葛飾柴又の魅力7. 穴場!柴又八幡神社
葛飾柴又の魅力6. 千葉県と行き来できる矢切の渡し
葛飾柴又の東側に流れている川は江戸川です。映画男はつらいよではオープニングや作品中に登場する江戸川には、矢切の渡しがあります。都内に唯一残っている渡し場は歌謡曲や小説の世界でも登場します。
片道200円(往復400円)で乗船できます。片道5分程度のクルージングですが、川面から柴又や対岸の松戸の風景が眺められる貴重な機会です。
船頭さんが船を動かしながら江戸っ子口調で、自由自在に独り言をつぶやくのが特徴です。往復はあらかじめ伝えてお金を払えば、対岸についても乗ったまま折り返してくれます。
葛飾柴又の魅力7. 穴場!柴又八幡神社
柴又には意外な穴場が多くあります。柴又駅の西側、帝釈天の無い方にある柴又八幡神社は、ほぼ観光客が訪れない穴場スポットです。創建は不明ですが、柴又の鎮守として篤い崇敬を集めており、10月に行われる例祭では「柴又の三匹獅子舞」が奉納されます。柴又の三匹獅子舞は葛飾区の無形民族文化に指定されています。
実は柴又八幡神社は島俣塚と呼ばれる古墳の上に創建されていて、社殿の下に石室があります。古墳からは埴輪の出土が確認されましたが、寅さんの帽子のようなモノをかぶっているという事で「寅さん埴輪」と名付けられました。
柴又にはこのほかにも、知る人ぞ知る穴場があります。その人具が画像にある柴又駅の北側にあるおりつ地蔵尊です。おりつ地蔵は、昭和7年ごろの事件がきっかけで安置された地蔵で、他家へ養女に出したおりつが実家に戻されたことで、両親に虐待されて殺されたという悲しい事件が起こったことがきっかけです。
殺害後、両親は警察署に自首をしましたが、近所の人がおりつを哀れみ、地蔵尊を建立したそうです。現在の児童虐待にもつながるような事件がきっかけで立てられた地蔵尊はぜひ手を合わせておきたいところです。
- 柴又八幡神社
- 住所: 東京都葛飾区柴又3丁目