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Image Credits:EaaS.Global
――「裁定取引」は分かるのですが、このフレームワーク全体は何がきっかけで思い付いたのでしょう?
Gregory:私は、環境保護の取り組みは「宣伝広告」に似ていると考えています。トレンドとライフスタイルを作り出すという意味で。街中でよく見かけるランナーたちのような、高い環境・健康意識を共有するコミュニティを作りたいというか…エシカル消費層ですね。たとえば、セレブに人気のFIJI Waterは、環境保護へのコミットを謳っています。一部の消費者は、こうした商品を購入することで生き方や価値観を表明しているのです。
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行動変容を促す点で、「環境保護の取り組みは宣伝広告に似ていると語るGregoryさん。Image Credits:EaaS.Global
何より重要なのは戦略です。当社は、AIテクノロジー中心の戦略から人間中心の戦略にシフトしました。人間中心戦略こそが、人類が生き延びるための唯一の道筋だからです。AIは生き残る力を与えてくれません。テクノロジーだけが残ったとしても、人間が存在していなければ無意味ですよね。
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