目次
7:郡上八幡城(13:40~14:40)
8:郡上八幡の古い町並み(15:00~15:30)
7:郡上八幡城(13:40~14:40)
「郡上八幡城」は、緑深い山の頂にそびえる天守の姿が美しく、「日本一美しい山城」と称賛されるほどです。現在の天守は、大垣城を参考にして1933年に再建されたもので、現存する日本最古の木造再建城です。4層5階建ての木造天守は、歩くと床がギシギシと鳴ります。
郡上八幡城の創建は1559年。立派に積み上げられた石垣は、1588年に整備されたものをもとに改修が重ねられ現在に至っています。
1667年に城の大改修を行なった時の言い伝えにまつわる石です。地元の力自慢「作兵衛」が、あわせて350kgにもなる大きな2つ石を山のふもとの河原から1人で運び上げており、その姿を普請奉行が褒めたところ、嬉しさのあまり作兵衛がその場で気を失ってそのまま息絶えてしまったのだそうです。
1933年の再建でこの石が見つかって、「力石」と名付けられここに安置されています。
2006年放送のNHK大河ドラマで注目された山内一豊の妻「千代」は、初代郡上八幡城主の娘と伝えられています。
馬揃えに困っている夫のために、千代は内緒で貯めてきた10両を差し出すと、そのお金で買った馬が織田信長の目にとまり、一豊の出世の道が切り拓かれたというエピソードがあります。
郡上八幡城
- 住所:〒501-4214 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
- 電話番号:0575-67-1819 (一般財団法人郡上八幡産業振興公社)
- 開館時間:通常(3~5月、9~10月)9:00~17:00、夏季(6~8月)8:00~18:00、冬季(11~2月) 9:00~16:30(最終入城受付は閉館15分前)
- 入城料金:大人(高校生以上)400円、小人(小・中学生)200円 ※お得な博覧館との共通入場券もあります。
- 休館日:12月20日~1月10日 ※天候等の状況による臨時休館もあります。
- アクセス:郡上八幡博覧館から徒歩20分
8:郡上八幡の古い町並み(15:00~15:30)
郡上八幡城から城下町へ戻り、手前(東)から「柳町」「職人町・鍛治屋町」の古い町並みを散策していきましょう。
古い町並みのひとつ「柳町」には、大きな本堂が圧巻の安養寺(あんにょうじ)があります。その目の前にあるのが、こちらの小さな公園(ポケットパーク)です。ちょっと腰かけて水路のせせらぎの音色を聞きながら、登城で疲れた足を休めてみるのもいいかもしれません。
家が密集しているこの地域では、火事は大きな危機になりかねません。そのため、家と家の間に「袖壁」という仕切りがつけられ、通りごとに細い水路を引いています。軒下に吊り下げられたブリキのバケツも防火設備の1つ。過去2回、大きな火事に遭った郡上八幡の城下町ならではの工夫を見ることができます。
郡上八幡の古い町並み
- 住所:岐阜県郡上市八幡町柳町、岐阜県郡上市八幡町職人町、岐阜県郡上市八幡町鍛治屋町
- アクセス:柳町まで郡上八幡城から徒歩15分