【5】脳血管検査の翌日に開胸手術開始!
病院には検査として入院するのでさえ、緊張するものだ。
67歳のジョアン・モリス(個人が特定されないように仮名で報道されている)も、脳血管の検査のため入院していた。検査するだけだったため、彼女はその翌日には退院するという運びとなっていた。ところが、検査が終わった後、彼女が連れて行かれたのは今までとは違う病室。そして、明日には退院だったはずだったのが、突如、手術室に連れて行かれ、心臓の手術が始まってしまったのだ。
手術開始1時間後、麻酔で眠らされた彼女の胸や鼠蹊部は開かれ、動脈にはチューブが繋げられていた。だがその時、
「私の患者に何しているんですか!?」
と、別の科の医師から焦った様子で手術室に連絡が入ったという。彼女は心臓手術をする予定の患者と間違われ、手術を行われてしまったのだ。
医師の指摘により、やっと手術は中断され、彼女の胸は閉じられ、病室に戻された。幸いにも、その後彼女に弊害が起こることはなかったというが、そのまま手術が進んでいたら健康な心臓に傷をつけられていたかもしれない。
以上、海外で起きた5つの医療ミスを紹介したが、多くは関係者間のコミュニケーションミスやその稀薄性により、防げるはずであったのにもかかわらず起こってしまった不幸なミスだ。どの様な事例があるかを共有することによって、今後この様なことが起こらないことを祈るばかりである。
(文=有吉杏子)
参照:「nytimes.com」、「cracked.com」、「unos.org」、「oddee.com」
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
提供元・TOCANA
【関連記事】
・初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
・航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
・有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
・ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
・積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?