■青い皮膚の一族“ファゲイト一族”
米国ケンタッキー州には、“青い皮膚の一族”として知られるファゲイト一族が代々暮らしてきた。一族の始まりは、1800年代初めにフランス人移民のマーティン・ファゲイトが同地域に移り住み、地元の女性との間に授かった子ども7人のうち、4人が青い皮膚だったをことから始まったといわれている。その後も青い皮膚をもつ子孫は生まれ続け、何人もの研究者が原因解明に挑んできた。研究の結果、一族には欠陥遺伝子が代々受け継がれていたことが判明。欠陥遺伝子は「メトヘモグロビン血症」を引き起こし、血液が通常よりも暗いことが影響し、皮膚が青く変色していたという。