世の中には、生まれた時から黄色や青色、緑色の皮膚をした人間や、化学物質を摂取したことで全身が銀色に変色した人が存在する。今回は特異な色の肌をもつ人にまつわる伝承5選を紹介しよう。
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■戦争が生んだ黄色い皮膚の“カナリー・ガール”
第一次世界大戦時、特異な色の肌をもつ女性が英国で多く見られた。戦場に何百万人もの男性が赴いた代わりに、女性が工場の仕事を務めることに。女性たちは火薬の主成分である“トリニトロトルエン(通称:TNT)”を爆弾に詰める作業中、髪の毛や皮膚にTNTが付着。その結果TNTの付着部分は明るい黄色に変色してしまい、“カナリー・ガール”として知られるようになった。また皮膚から体内に吸収されたTNTは、胎内の赤ん坊にまで影響を及ぼすことも……。工場で働く妊婦が出産した赤ん坊の中には、皮膚が黄色く変色した乳児も見られたとか。