1,618ccターボエンジンは戦闘力をアップ

【プロ解説】所有欲や優越感も満たしてくれる進化したGRヤリスは普段使いにも対応できる?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

Rally2規定に合致させるために排気量1,618ccとされた直列3気筒インタークーラーターボエンジンは、モータースポーツでの戦闘力アップを目指して、発生回転数をほぼ変えることなく最高出力を200kW(272PS)から224kW(304PS)へ、最大トルクを370Nmから400Nmへ、それぞれアップしています。

トランスミッションは6速MTにくわえて、8速ATのGR-DAT(GAZOO Racing Direct Automatic Transmission)が追加されたことがトピックです。

この8速ATは、ラリー参戦やスーパー耐久シリーズなど実戦を通じて開発され、速さと信頼性を実現しています。

AT制御ソフトウエアをスポーツ用に最適化したのをはじめ、AT内部の変速用クラッチに高耐熱摩擦材を採用することで、世界トップレベルの変速スピードを実現。8速へと多段化したことで、クロスレシオ化し、パワーバンドを活かした走りを可能としています。

【プロ解説】所有欲や優越感も満たしてくれる進化したGRヤリスは普段使いにも対応できる?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
【プロ解説】所有欲や優越感も満たしてくれる進化したGRヤリスは普段使いにも対応できる?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
【プロ解説】所有欲や優越感も満たしてくれる進化したGRヤリスは普段使いにも対応できる?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

走行モードは、従来の「4WDモードセレクト」に加えて、スポーツ走行と日常生活での使い勝手を両立する「ドライブモードセレクト」を標準装備。

ユーザーの好みや参戦するモータースポーツの特性に合わせて、電動パワーステアリング、エアコンそしてパワートレインの設定を可能として、スポーツ走行と日常生活での使い勝手を両立しています。

さらにGPSによる位置判定によりサーキットなどの利用可能エリアに入ると作動する「サーキットモード」も設定。

このモードでは、アンチラグ制御、スピードリミッター上限速度、クーリングファン出力の変更ほか、シフトタイミングインジケーターをメーターに表示して、サーキット走行をよりファンなものにします。