どうしてもやる気が出ない人に向けた5つの質問
最後に、どうしてもやる気が出ない人に向けて5つの質問をします。これらの質問に答えることで、やる気が出ない原因を見つけられるかもしれません。
趣味の時間や休日は取っていますか?
1つ目の質問は「趣味の時間や休日は取っていますか?」です。記事冒頭でお伝えしたとおり、疲労が溜まるとパフォーマンスもやる気も落ちてしまいます。
休む時間や休日をスケジュールに組み込んでおかないと、いつまで頑張ればいいのかわかりません。終わりのないマラソンがつらいのと同じで、休日・休息のないスケジュールはつらく、踏ん張りがききません。
趣味や好きなことがあるなら、そのための時間もきちんと確保してあげましょう。「後で気持ち良く好きなことをするために今頑張るんだ」と、やる気がわいてくるはずです。
1日に多くのことをやろうとしていませんか?
2つ目の質問は「1日に多くのことをやろうとしていませんか?」です。やることが多すぎたり目標が高すぎたりすると、「こんなのできるわけない」と、気力が萎えてしまいます。一つひとつのやるべきことにも集中できません。
1日のやることリストは多くても5個、それぞれのやるべきことにかかる時間は予想の2倍で見積もるなど、余裕のあるスケジュール・リストづくりを心がけましょう。
仕事や勉強の時間を決めず、ダラダラ続けていませんか?
3つ目の質問は「仕事や勉強の時間を決めず、ダラダラ続けていませんか?」です。時間を決めておかないと、いつまでもダラダラと勉強や仕事を続けてしまい、休息が足りなくなってしまいます。いつまで頑張ればいいのかわからない状態が続くと、半ばうつのような状態になってしまうかもしれません。
時間を決めておかないと、「今日はなんとなく疲れたから」「昨日頑張ったし」などと、途中で勉強や仕事をやめたくなってしまうこともあるでしょう。
休息を取り心身を回復させるためにも、サボりを防ぐためにも、勉強や仕事の時間を決めておきましょう。
完ぺきを目指していませんか?
4つ目の質問は「完ぺきを目指していませんか?」です。何度もお伝えしてきたとおり、高すぎる目標はやる気を削いでしまいます。100%の状態を目指すよりも、70%の完成度で次々進めて行く方が効率的ですし、「進んでいる感じ」がしてやる気も出ます。
お金や成功など、外発的な動機ばかりに頼っていませんか?
5つ目の質問は「お金や成功など、外発的な動機ばかりに頼っていませんか?」です。お金や成功、周囲からの評価などの動機を、外発的なモチベーションといいます。外発的なモチベーションは短期的に頑張るときには有効ですが、長期的にやる気を維持する力はありません。
長期的にやる気を保つために必要なのが、内発的なモチベーションです。「勉強や仕事そのものが楽しい」「自分で立てた計画を守れているのが嬉しい」のようなモチベーションです。
たとえば英語を勉強するなら、「英語ができた方が就職に有利だし、給料も変わってくる」が外発的なモチベーション、「昨日まで読めなかった英文が読めて嬉しい」「ハリーポッターを原書で読んでみたい」などが内発的なモチベーションといえます。
もちろん、内発的なモチベーションだけではやる気が続かないときもあります。短期集中で踏ん張りたいときは外発的なモチベーションの方が強いです。
自分は何のために頑張るのか、内発的と外発的、両方の動機をハッキリさせることが大切です。