やる気がなくても仕事や勉強、家事ができるようになる、たった3つの方法

ここまで紹介してきた方法をすべて取り入れても、やる気の波をゼロにすることはできません。やる気がないときでも仕事や勉強、家事ができるようになるのが理想です。

そのために必要なのが、規則正しく健康的な生活習慣です。生活リズム、食生活、運動の3つの軸から、やる気や集中力を維持する方法を紹介します。

生活リズムを安定させる

やる気を保つために、まずはとにかく生活リズムを安定させましょう。毎日なるべく同じ時間に起床・就寝すること、勉強や仕事をする時間を決めることが大切です。

早寝早起きが正解とは限らない

生活リズムを安定させるといっても、早寝早起きをしようという話ではありません。早寝早起きが向いている人もいれば、向いていない人もいるからです。

私たちには「一人ひとりに合う生活リズム」があり、これをクロノタイプといいます。簡単にいえば朝型・昼型・夜型のことです。昼型・夜型の人が無理に早寝早起きをしても、やる気も生産性も落ちてしまいます。

クロノタイプ診断」と検索すれば、自分はどのタイプなのか診断できるWebページがたくさん見つかるでしょう。

みんなが休んでいる早朝・深夜はやる気が出やすい

周りの人が休んでいる早朝・深夜はやる気が出やすいかもしれません。人が休んでいるときに勉強や仕事を済ませ、人が働いているときに休んだり遊んだりするのは気分がいいでしょう。

フリーランスのように時間の融通が利く働き方をしているなら、朝3時に起きて午前中のうちに仕事を終わらせ、午後からフリータイムのような生活リズムもつくれます。

クロノタイプや性格にもよりますが、この「毎日が半休」のような生活スタイルは、「やるべきことを早く終わらせて、午後からゆっくりしよう」とやる気を高めてくれるかもしれません。

バランスの取れた食事を取る

心身のパフォーマンスを維持するために大切なのが、バランスの取れた食事です。肉・魚・野菜などを意識的に取ること、ジャンクフードをはじめとする塩分や油分の多い食事を控えることを心がけましょう。

「1日3食が最適解」は時代遅れ

「1日3食が最適解」はもはや時代遅れです。1日1~2食の高パフォーマーは珍しくありません。身体を鍛えたいなら、1日4~6回に分けて少しずつ食べるのもいいでしょう。

食事を取ると眠くなるなら

食事を取ると眠くなるなら、勉強や仕事の前には食事を取らないようにしましょう。先述のとおり、1日1~2食で高いパフォーマンスを発揮する人もいます。

リーンゲインズといって、14~16時間、水分以外取らないという断食法もあります。これまで消化に使っていたエネルギーを勉強や仕事に回せる、胃腸をきちんと休められるため心身が安定しやすくなるなど、高パフォーマーから人気の断食法です。

慣れるまでは空腹で集中できないかもしれませんが、2週間も続けると空腹が気にならない、むしろ心地いいと感じる状態にたどり着けるでしょう。

ただ、断食法・食べ方には向き不向きがあります。いろいろな食べ方を試し、自分に合う方法を探してみましょう。

朝一番の運動を習慣にする

やる気と生産性を高めるためにおすすめなのが、朝一番の運動です。朝起きてすぐに軽め~少しきつめの運動をすることで、やる気と生産性、そして自己管理力を高められます。

ただ、起きてすぐに激しい運動をすることにはケガのリスクがあります。少しきつめの運動をする場合、まずは早歩きで散歩をしたり熱いシャワーを浴びたりして身体を温めてからにしましょう。

軽い運動を20分すると、その日1日の生産性が高くなる

自己管理力を高めるには少しきつめの運動がおすすめですが、やる気や生産性を高めるだけなら、散歩やサイクリングなどの軽い運動を20分するだけでも十分です。

軽いものでも20分ほど運動をすると、その日から生産性アップの効果が得られます。身体を動かし血流が良くなり、やる気も高まるでしょう。

運動の習慣化ほど自己管理力を高める方法はない

やる気を維持するためにも、やる気がなくても勉強や仕事に取り組むためにも、大切なのは「自己管理力」です。自己管理力を高めるためにおすすめなのが、少しきつめの運動を習慣化することです。

運動は疲れます。つらいものです。慣れるまでは「1日くらい休んでも大丈夫」「別にすぐに筋肉がついたり痩せたりするわけじゃないし」と、理由をつけてサボりたくなります。だからこそ、これを毎日欠かさずやることで高い自己管理力が身につきます。

習慣化を目指すなら、やはり運動は朝にすべきです。私たちの意志力は朝起きた瞬間が最も高く、時間が経つほど低くなっていきます。よく眠りリフレッシュした、意志力が最も高い朝のうちに、やりたくない運動をやってしまうのです。