ソーシャルリクルーティングを成功させるポイント、やり方
最後に、ソーシャルリクルーティングのやり方を4つのステップに分けて解説します。ソーシャルリクルーティングを成功させるために大切なポイントなので、しっかりと理解しておきましょう。
STEP1.利用者層とターゲットを考慮に入れたSNSを選ぶ
まずは、利用者層とターゲットを考慮に入れたSNSを選定します。ソーシャルリクルーティングで主に利用されているのは、X・Facebook・LinkedIn・note・Youtubeの5つ。各サービスごとにユーザーの属性が異なるので、ソーシャルリクルーティングのターゲットにアプローチ可能なSNSを選ぶことが大切です。
例えば、Facebookは30〜40代がメインユーザーなので、中途採用でソーシャルリクルーティングを行いたい場合に適しています。一方、X・Youtube・Instagramは20代の利用率が高い傾向にあるため、新卒採用や第二新卒の採用を行う際にぴったりです。
各SNSのメインユーザーを正しく把握し、適切なメディアを選びましょう。
参照:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」P11
STEP2.採用したい相手に響くようなコンテンツを作成する
SNSの選定が終わったら、次にコンテンツの作成を行います。ターゲットの興味関心を引く投稿内容は何かを考えましょう。同じ年代の従業員に対してヒアリングを行うのもひとつの方法です。
よくあるコンテンツとしては、社員・従業員の1日・職場風景・企業文化などの紹介が挙げられます。求職者からの質問に回答するのも良いでしょう。企業として発信したい情報と、求職者が求める情報とのバランスを考えて、コンテンツの投稿計画を立てるのがおすすめです。
STEP3.コミュニケーションを積極的に行なう
コンテンツ作成とほぼ同時並行で行うのが、求職者や興味関心を持ってくれたユーザーとの積極的なコミュニケーションです。投稿に対して反応があった場合には、コメントを返したり、いいねを返したりと丁寧な交流を重ねていきましょう。
コミュニケーションを行う際は、時間帯に注意してください。早朝や遅い時間に返信してしまうと長時間働いているかのような印象を与えてしまいます。1日の中で対応する時間帯を決めておくとムラなく、かつ真摯な印象で運用できます。
STEP4.カジュアル面談・採用・選考を行う
積極的にコミュニケーションを取るなかで、自社の社風にマッチしそうな人材がいたらカジュアル面談や採用、選考を行いましょう。ソーシャルリクルーティングの場合、最初のステップは面接ではなく面談で、カジュアルな意見交換の場を設けるのが一般的です。
カジュアル面談を通して、双方が採用の意向を示していれば採用・選考に進みます。