ソーシャルリクルーティングで使用されるSNSと、利用者の特徴

次に、ソーシャルリクルーティングで使用されているSNSと、各SNSの利用者の特徴をご紹介します。アプローチしたいターゲット層とマッチしたSNSを選ぶ際の参考にしてみてください。

LinkedIn

「LinkedIn」はビジネスに特化したSNSです。世界の月間利用者数は8億5,000万人。日本では約300万人が利用しています。他の主要なSNSに比べるとユーザーの数は少ないですが、ビジネスユースに特化しているため、ソーシャルリクルーティングの効果をすぐに得たい場合に適しています。

関連記事:【初心者向け】LinkedIn(リンクトイン)とは?活用例や始め方など知っておきたい基礎知識を解説

参照:PR TIMES「LinkedIn、日本での登録メンバー数が300万人を突破」

Facebook

「Facebook」は、2004年にリリースされた実名制のSNSです。世界の月間利用者数は約29億人。日本では2019年時点で約2,600万人以上が利用しています。

日本での主なFacebook利用ユーザーは、30代・40代。性別では男性の利用者がやや多い傾向にあります。Facebookにはグループ機能やコミュニティ機能が搭載されており、ビジネス関連のグループやコミュニティが数多く存在します。

中途採用でソーシャルリクルーティングを行う際におすすめのSNSです。

参照:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」P11

note・ブログ

「note」や他のブログメディアは、情報を長文で伝えたい場合に活用できるSNSです。「はてなブログ」やWordPressを利用したブログなども便利ですが、ソーシャルリクルーティングで主に使われているのは「note」です。

「note」は2014年にサービスを開始したブログです。ユーザー数は2022年時点で500万人以上。無料で始められるので、企業や個人などさまざまなアカウントが存在します。「note」の特徴は、長文コンテンツを読みやすいレイアウトが可能なこと。画像や動画、リンクなどを挿入できるので、文章と画像・動画を組み合わせた独自性の高いコンテンツの発信が可能です。

参照:PR TIMES「note会員数が前年比30%増の500万人超に!クリエイターエコノミーの拡大へ。収益など数字公開」

X(旧Twitter)

「X」は2006年にリリースされたテキスト特化型のSNSです。2023年に「Twitter」から「X」にサービス名が改名されました。世界の月間利用者数は約5億4,000万人。日本では2017年時点で約4,500万人以上が利用していると言われています。

日本での主なX利用ユーザーは、10代・20代・30代。男女比に大きな違いはありません。Xには拡散機能が搭載されているため、ユニークな投稿は話題になりやすいのが特徴です。その特性をうまく活用できれば、自社ブランディングや認知向上にも利用できます。

メインユーザー層が10〜30代のため、新卒採用・中途採用のどちらにも向いています。

参照:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」P11

YouTube

「YouTube」は2005年にリリースされた動画配信に特化したSNSです。世界の月間利用者数は2023年時点で約25億人。日本では2022年時点で約7,000万人以上が利用しており、数あるSNSのなかでも利用者数の多いサービスです。

日本では10〜60代まで年代を問わず利用されている傾向があります。ビジュアルと音でコンテンツを楽しめるため、若年層から年配にまで利用されています。幅広い層にアピールしたい場合におすすめのSNSです。

オフィスの雰囲気や従業員が働いている様子など、テキストでは伝え切れない空気感を届けるのに適しています。従業員インタビューやオフィスツアーなどのコンテンツもYouTube向きです。

参照:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」P11