選挙事務所でケーキをお客さんに出すと、公職選挙法違反

日本では「公職選挙法」という法律が定められており、これにのっとって選挙が行われます。しかし、中にはこんなものもあるの?と思わずにはいられない変わった条文も存在します。

それが139条の「何人も、選挙運動に関し、いかなる名義をもつてするを問わず、飲食物(湯茶及びこれに伴い通常用いられる程度の菓子を除く。)を提供することができない」というもので、選挙に出る人は手伝ってくれる人や応援してくれる人に飲食物を出すことを禁止する内容です。これだけ聞くと、買収を防ぐためには普通じゃないかと思われるかもしれませんが、この条文の中の「通常用いられる程度の菓子を除く」という部分が曲者で、この菓子はおまんじゅう程度なら大丈夫ですが、ケーキはだめだそうです。というのも昔、ケーキは贅沢品だったため、それを出すことは買収につながるのではないかと考えられているから。ならばどこまでなら大丈夫かというと、そのラインは非常に曖昧なようで、クッキーなら大丈夫かもしれませんが、チョコ菓子ならアウトのようです。

また、「湯茶」についても現在は大丈夫ですが、かつてはケーキと同じ贅沢品であるということから、コーヒーを出すことも禁じられていたそうです。

あまりにも恣意的な感じのこの法律、万が一のことを考えて、破らないために、候補者から何かもらうのは避けたほうがいいのかもしれません。

人間は、1日に1リットル以上の唾液を出す

物を食べるときに口の中に作られる唾液。もともとは血液の成分だったものから唾液腺という場所で作られますが、その作られる量は1日のどのぐらいかご存知でしょうか?なんと1リットル、多いと1.5リットルも作られています。

この量はあくまで平均的なもので、若い人の場合はこれよりも多く、年を取った人やストレスを感じやすい人、糖尿病の人はこれより少ない量になります。

唾液には食べ物を消化する以外にも、口の中の菌を抑える効果もあります。もし唾液が少ないと虫歯がひどくなったり、菌が繁殖して口が臭くなるなどの弊害も。そのため、唾液の量は直接、生き死にに影響しないものの、体調管理に大きく関わってきます。

唾液量を増やすためには食事をよく噛んで食べることが重要です。よく噛まずに飲み込んでしまうと、唾液の分泌量は減ってしまいます。ふだんあまり意識することのない唾液の量ですが、減らないように気をつけたほうが良いようです。