鮭の皮には、身に負けないほどの栄養が含まれている

皆さんは焼き鮭を食べるときに、皮も残さず食べているでしょうか?塩辛いなどの理由で苦手にしている人もいるかもしれません。しかし、実は鮭の皮には豊富な栄養素が含まれているため、食べないと非常にもったいないと聞くとどうでしょうか。

焼き鮭の皮を食べない場合、オメガ3脂肪酸であるDHAやEPA、ビタミンEやカルシウム、タウリンといった体にいい物質が、食べたときに比べてなんと25%も少なくなってしまいます。野菜や果物は皮に栄養があると言われますが、実は焼き魚でも同じようなことが言えるのです。

オメガ3脂肪酸は、血流を良くしたり、アレルギー症状を緩和する効果があり、またビタミンEは抗酸化力が強く、摂ると若返ると言われたりします。これらの栄養素の量が大きく減ってしまうと考えると、皮を残すことは非常にもったいないというわけです。今まで残してきた人は、今度、トライしてみてはいかがでしょうか。

お城の壁の色で、城がいつ頃、建造されたかがわかる

姫路城や松本城をはじめ、日本各地で見られるお城、これらがいつの時代に建てられたのか、簡単に見分ける方法があります。それは城の壁を見ればいいのです。

城の壁が黒いものは、関ヶ原の戦い以前に建てられたものがほとんどです。松本城、熊本城、岡山城がこれにあたります。それに対して白いものは、関ヶ原の戦い以降、すなわち江戸時代に築城されたものが多いのです。名古屋城、彦根城、姫路城などが該当します。

では、なぜ時代によって分かれているかというと、黒い壁だと敵の目を欺きやすいという利点があるからです。関ヶ原の戦い以前、すなわち、戦国時代には敵から城が攻撃されることは多々ありました。そこで敵から攻められにくいようにするために、城には様々な工夫が取り入れられたそうで、黒い壁もその一環だったようです。

対して江戸時代、徳川家康が関ヶ原の戦いで勝利をおさめ、それまで織田信長や豊臣秀吉が統率していた時代を終わらせました。そこで黒に対抗して、反対の色である白色を使うことで、自らの時代が到来したことを知らしめる狙いがあったと言われています。他にも、美しさを表現するためという理由や、白色が膨張色であるため、城を大きく見せる効果があったからという説もあるそうです。