昭和43年発行の1円玉は、存在しない

日本で発行されている100円玉などの硬貨の中にはレアなものもあり、中には額面以上の価格で取引されるものがあります。たとえばある年に特定の硬貨の発行数が少なかったりしたとき、その年発行のその硬貨はプレミアものとなります。ただ、中には特定の年に一切発行されていない硬貨があったりします。

たとえば昭和43年発行の1円玉です。昭和30年代後半、1円硬貨が不足していたために大量生産されました。しかしそのことにより逆に生産過剰になって大量の1円玉が流通してしまいました。そこで流通量を調整するために、昭和43年は1円玉の生産を中止していました。そのため昭和43年と刻まれた1円玉はいくら探しても見つかりません。

他にも昭和37年の100円玉や昭和31年の10円玉なども存在しません。これらの硬貨が発見された場合、もちろん偽物です。

クジラには腎臓が3000個ある

内臓のひとつ、腎臓。尿を作って余分な塩分を外に出す機能を持っています。そんな腎臓はヒトには2つありますが、なんとクジラは1頭につき3000個もあるそうです。

クジラは海で暮らしています。エサとして大量のプランクトンやオキアミなどを海水ごと大量に飲み込まないといけません。そうなると海水の塩分も大量に取り込むことになります。その塩分を効率よく排出するために大量の腎臓が必要になり、発達したのではないかと言われています。

クジラの腎臓は人間のものと違いぶどうの房のように細かく別れている葉状腎という形状になっています。そのため、3000個という大量の腎臓を体内におさめることができています。

あれだけの巨大な体を維持しているわけですから、われわれの想像以上にとんでもない機能の内臓がいろいろあるということでしょう。