空を飛ぶカエルがいる

東南アジアにはトビガエルという変わった品種のカエルがいます。これは木の上で暮らし、木から木へとまるでムササビのように飛んで移動するというもので、品種によってはなんと30mもの距離を飛んで移動すると言われています。

なぜこのように空を飛べるのかというと、足の指の間にある水かきに秘密があります。通常カエルには足の指に水かきは存在しますが、このトビガエルはこの水かきが大きく発達しており、これを広げることで羽根の代わりにして、空中を舞うことができます。

現在、トビガエルの仲間は数十種類ほど存在しており、その中でも比較的に知られているレインワードトビガエルは、日本国内でもペットとして飼えるらしく、人気の種類となっているそうです。ただ飼育が非常に難しいので、気軽に手を出すと大変なことになるとか。興味があって飼育をチャレンジしてみたいという人は慎重に。

漢方薬にも、副作用がある

漢方薬に西洋の薬とは違って副作用はないと、安心して飲んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし、実際には漢方薬にも副作用は存在します。

たとえば麻黄(まおう)は高齢者や胃腸の弱い人が使うと副作用が起こりやすく、使用に注意が必要な代表的な生薬とされています。主成分であるエフェドリンに交感神経を興奮させる作用があるため、不眠や動悸、血圧上昇といった障害が出る可能性があります。

また、附子(ぶし)という生薬は冷えや痛みに効果がありますが、口や舌のしびれ、のぼせといった症状が出ることがあります。また子どもに与えると副作用が起こりやすいため、飲ませるときには注意が必要です。

他にも大黄(だいおう)は少量でも腹痛や下痢を引き起こしたりしますし、山梔子(さんしし)には長い期間服用することで腸間膜静脈硬化症という病気にかかる場合があります。

こう聞くと漢方薬も怖いのではないかと思うかもしれませんが、処方する側も患者一人一人の体質を見るため、このような症状が起こるのは非常にまれなことなので、ご安心を。