ニワトリの卵の黄身の色は、エサによって決まる

みなさんは、生卵は黄身が濃い色であるほど美味しいと思ってませんか。確かに卵かけご飯だと、真っ白なご飯に濃くて赤っぽい黄身はコントラストがはっきりしてるため、見栄えが良いものです。しかし、実は黄身の色と新鮮さや栄養価の高さ、美味しさは一切関係ないそうです。というのも、黄身の色が違うのは、親のニワトリが食べたエサが違うというだけで、それ以上でも以下でもないからです。

たとえば、普通にエサを食べているニワトリの卵の黄身は、エサに含まれたトウモロコシの色が影響するため黄色になりますが、そのエサにパプリカや着色料などを混ぜたりすることで、それらの色が影響して黄身が濃くなったり、赤くなったりします。すなわち、黄身を赤く美味しく見せようとしている卵は、単にエサに赤いものを使っているだけなのです。

また、卵の殻の色も、赤いもののほうが、白いものよりも品質が高いように思われますが、これも味や品質には関係なく、親ニワトリの種類が違うだけです。

このように、卵の色と味には密接な関係は一切ないので、卵を選ぶときはあまり色にこだわらないほうがいいかもしれません。

チャップリンの映画に、携帯電話を持つ人が登場している

1928年に公開されたチャップリン監督・主演の映画『サーカス』の中に、不思議な人物が映り込んでいるということで話題となりました。

その人物とは、黒ずくめの服を着て、帽子を深くかぶっている大きな女性で、耳に何かをあてて話しながら歩いていました。当時は全然話題になりませんでしたが、ここ数年になってこのシーンを見たある男性が、この女性は携帯電話をかけながら歩いてるのではないか、ということに気づきました。しかし、公開された1928年には当然そんなものはありません。その男性は1年以上にわたりフィルムを調査、1000人以上の映画関係者にも話を聞くなどもしましたが、結局この謎は解けずじまいに終わりました。

しかし、最近になって別の説も出てきました。それは、この女性が使っていたのは携帯電話ではなく、昔使われていたラッパ型をした補聴器だというものです。というのも、その女性は補聴器を使っても不思議な年齢でない、そしてその補聴器は19世紀から20世紀初頭にかけて多く生産されていた、などの理由が挙げられています。

果たしてこの女性は補聴器を使っていたのか、携帯電話を使っていたタイムトラベラーか、この議論は終わりそうにありません。