『ヒゲペンギンは、1日1万回うたたねする?』

『怪獣のゴジラの名前は、東宝の社員のニックネームからつけられた!?』

フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともに、誰かに話したくなる雑学の数々をお楽しみください。

こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』は、一部が切り取られたことがある

15世紀末にレオナルド・ダ・ヴィンチが制作した、彼の代表作のひとつ『最後の晩餐』。イタリア、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂だった場所の壁に描かれ、現在も、予約制ではありますが、同教会内にあるドメニコ会修道院食堂に行けば見ることができます。

しかし、この作品、食堂の壁という絵画にとって劣悪な環境に描かれていたこともあって、食べ物の湯気や湿気でボロボロになっていました。さらに17世紀頃には絵の下のあたりに食堂の新しい出入り口が設けられたため、絵の大部分が無くなってしまい、そのうえ、この頃のミラノでは2度ほど大洪水が起こったおかげで水浸しになるなど、少しだけでも残っているのが奇跡と思われるほど、多くの受難を受けてきたそうです。

さすがにこのままではまずいということで、1977年から20年以上かけて修復作業を行い、作品が完成した当時の鮮やかさを復活させることができました。

現在、見学が予約制であるのは、これ以上、絵が損傷しないようにということが理由で、昔からは考えられないほどの厳重な取り扱いがなされています。

ロシアでは、食事の時に手を膝の上に置くのはマナー違反

ボルシチやビーフストロガノフ、ピロシキといった料理が有名なロシア。もちろんロシアでもテーブルマナーというものが存在しますが、やはり日本とは違ったものも多く、日本流で食べていると知らず知らず相手を怒らせることも当然ありえます。

たとえば手の位置です。料理によっては手を膝の上に置いて食べることもありますが、これはロシアではやってはいけないそうで、テーブルの上に置くのがロシア流マナーです。またスープや麺をすすって食べるのも良くないそうです。これはヨーロッパなどでもよく聞くマナーですが、日本人はそばなどをすすって食べるのが一般的であるため、気づかずにやってしまって、現地の人に不快な思いをさせることも多々あるようです。

そして、ロシアといえばウォッカ。この飲み方にも細かいマナーがあるようで、大変アルコール度数が強いお酒ですが、水で割ったりせずにストレートで飲まないといけません。またロシアの人からウォッカを勧められたら、断らずに必ず飲まないといけません。お酒が弱い人にしてみれば、かなりつらいマナーです。