フクロウには、まぶたが3枚もある

動物は生きていくうえで、独自の変わった進化をしてきました。そのひとつにフクロウのまぶたの進化があります。人間のまぶたは左右それぞれ上下2つしかありませんが、フクロウには3つ目のまぶたが存在します。これはフクロウが独自に目を守るために進化していった結果生まれたもののようです。

フクロウはまばたきをするときは、人間と同じように上のまぶたを使いますが、寝るときは下のまぶたを上に上げて目を閉じて寝ます。そして木の枝に停まる時や、危険がありそうなとき、目を保護するために3つ目のまぶたを使います。この3つ目のまぶたは「瞬膜」と呼ばれるもので、目の内側から瞬間的に動いて目を保護してくれます。まぶたとありますが、透明、または半透明の膜であり、われわれが想像するまぶたとは少し違うものかもしれません。

ちなみにこの瞬膜は、フクロウ以外の鳥や動物にもあります。身近な動物で言うとイヌやネコ、ウサギにもあるそうです。もしペットで飼っている人がいれば、実際にあるかどうか、観察してみてはいかがでしょうか。

アナログの腕時計の広告で表示されている時間は、会社ごとに決まっている

スマートウォッチが普及してきた最近でもアナログ時計を愛用している人は多く見られます。そんなアナログ時計の広告を見て、何か気がついたことはないでしょうか?それは、広告やカタログに掲載されているアナログ時計は、メーカーごとに同じ時刻を指しているということです。

たとえばSEIKOの広告では10時8分42秒、CITIZENでは10時8分36秒、ROLEXでは10時11分31秒を指しています。これらの表示時間は秒単位で決められています。

なぜこのような設定をしているかというと、見た目の美しさが大きい理由のようです。これらはすべて10時10分付近の時刻を指していますが、それは長針と短針が左右対称となってバランスも良く、引き締まって見えるため、広告に適しているそうです。また、多くのメーカーは12時の付近にメーカーやブランドのロゴが表示されています。針の位置を10時10分付近にすることで、このロゴが隠れないようにしているというのも理由のひとつだそうです。