手術で血液型が変わることがある

血液型は一生変わらない、そう思っている方も少なくないでしょう。輸血するときも同じ血液型の血液をもらうため、そこで変わることもありません。しかし、ある手術を受けた人が、血液型が変わったという症例があります。

その手術とは、白血病などの治療のための骨髄移植手術で、これはわれわれがよく聞く、A型、B型といった赤血球で区別される血液型は問われず、HLAという白血球の型が同じであるかどうかを重要視します。そのため、血液型がA型の患者からB型のドナーの骨髄を移植するといったことがあります。そして手術を受けた患者は、終了後にドナー由来の血液型、先程の場合はB型に変わります。

ちなみに、よく血液型でその人の性格がわかるといった性格診断が聞かれたりしますが、移植を受けた患者が血液型が変わったことで性格も変わったという症例はいまだかつてないそうです。

飛行機の機体に白色が多いのは軽くするため

みなさんが飛行機の絵を描く時、多くはその機体の色を白くするのではないでしょうか。ではなぜ白なのかというと、乗客などに清潔感や安心感をもたらす効果があるから、という理由もありますが、実はこれとは別に大きな理由があります。

それは、飛行機の機体に傷などの不具合があった場合に見つけやすいからという理由です。多くのお客さんを乗せて高度1万mの上空を飛ぶ飛行機の整備は、それこそ慎重にしないといけません。ちょっとした不具合でも見逃すと、大事故へとつながってしまいます。そこで機体を白にすることでわずかな傷や腐食、オイル漏れといったものを見つけやすくなり、未然に事故を防ぐことができます。

また、機体の重さを軽くできるというメリットもあるそうです。飛行機1機にかかる塗料の重さは、白だけでもおよそ500kgもあります。下地となる白だけでそれだけ重くなるのに、さらにデザインで他の色を塗り重ねようとすると、それだけ機体が重くなってしまい、使用する燃料も多くなってしまいます。

飛行機の色が白いのは、実は色々と考えられた結果だったというわけです。

掲載日時 2024/1/26 18:00
タグ 聞くトリビア 大橋俊夫

提供元・QUIZ BANG

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