耳垢の取りすぎは、耳にとって良くない

毎日の習慣としてやりがちな耳掃除。耳垢を取りきらないと気持ち悪かったり、奥の方を取らないとスッキリしないという人も多いかもしれませんが、実はそれは耳にとって危険な行為です。

実は耳垢そのものには殺菌効果や、虫などの侵入を防いだり、耳の中を保護する役割があります。そのため、完全に取り除いてしまうと、逆に耳自体に悪影響を及ぼすことがあります。また、耳垢を取ろうと思って耳の奥まで耳かきや綿棒を入れてしまうと、逆にどんどん押し込んでしまい、耳の中を傷つけてしまう可能性もあります。

耳掃除は、月に1度、片耳にかける時間は2分ほどで十分だとされています。耳垢も、直接目で見える範囲をきれいにする程度でいいそうです。もちろんまったくやらないのも問題ですが、日課にするほどやる必要は一切ありません。

耳掃除をすると気持ちが良いため、つい何度もやってしまいがちですが、耳の健康のためにも、なるべく我慢して、月に1回で抑えるようにしましょう。

脳は、豆腐と同じぐらいの柔らかさ

人間の感情や考えをつかさどる脳。脳外科医でもない限り、実際に触ったことがある人はいないでしょう。脳は、豆腐と同じぐらいやわらかく、ちょっとした衝撃で傷ついてしまうそうです。

それもそのはず、脳のおよそ80%は水分でできています。この割合がわずかでも減ってしまうと正常に働かなくなるほど、脳にとって水分は重要な存在というわけです。すなわち、人間が普通に生活していく上で、どうしても脳は柔らかくなければいけないということです。

そんなやわらかい脳は、硬い頭蓋骨で厳重にガードされていますが、それでも頭に強い衝撃を与えると、頭蓋骨を超えて脳はダメージを受け、出血を起こしたり、傷ついて記憶障害が残ったりします。

昨今、自転車に乗るときにヘルメットを着用しろとうるさく言われているかもしれません。しかし、ヘルメットをかぶっていなかったばっかりに、脳に強い衝撃を受けて、今後の生活に影響があるほどの後遺症が残る可能性があります。脳は豆腐ほどの柔らかさということを心に刻んで、ケガなどをしないように行動していきましょう。