相撲などの「千秋楽」とは、もともと曲のタイトル

相撲やお芝居などの最終興行日のことを千秋楽と言います。この千秋楽とは、もともと雅楽で演奏されていた曲のタイトルに由来すると言われています。

曲の『千秋楽』は、平安時代に後三条天皇が、秋の収穫を祝う大嘗会(だいじょうえ)のために作らせたもので、タイトルは中国皇帝の誕生日の名称「千秋楽節」にちなむのだそうです。この『千秋楽』という曲は仏教行事の法要や法会の一番最後に演奏されていました。そのことから、ものごとの終わりや最終日という意味で「千秋楽」という言葉が使われるようになったと言われています。

また、結婚のお祝いなどの席で歌われる謡曲『高砂』の歌詞の最後に「千秋楽」という言葉が出てきます。一説ではそれが由来なのではないかとも言われています。

ヒゲペンギンは、1日1万回うたたねする

南極大陸に生息するペンギンの一種、ヒゲペンギンは、変わった睡眠方法を取ることで話題となっています。ヒゲペンギンは1日合計11時間以上眠りますが、なんと、4秒ほどのうたた寝を1万回以上繰り返して、それだけの睡眠をとっているのです。

では、どのようなメカニズムで寝ているのかというと、半球睡眠と呼ばれる、脳の半分を眠らせて、脳の半分が起きている睡眠法を4秒ごとに行い、それを蓄積させることで、長時間の睡眠を可能にしているというわけです。

南極ではいついかなるときに天敵が卵や子どもたちを狙っているかわかりません。そこでどんなタイミングで攻撃を受けても卵や子どもたちを守ることができるように、このような睡眠を取るようになったそうです。

実はこのような、短い時間の睡眠の繰り返しは、人間でも「睡眠時無呼吸症候群」のような状況でも見られますが、人間の場合、これを繰り返すと認知障害やアルツハイマー病につながる可能性があるため、治療する必要があります。