降水確率が0パーセントでも、雨が降ることがある

天気予報を見て降水確率0%とあったから、傘を持たずに出たら雨が降ってきた。そんな経験をした人もいるのではないでしょうか。実は降水確率0%とは、雨がまったく降らないというわけではありません。

そもそも、降水確率とはある決まった時間帯に1mm以上の雨や雪が降る確率で、降水確率予報30%というのは、30%という予報を100回発表したとき、そのうちの30回で1mm以上の雨や雪が降るという意味です。

そう聞くと、降水確率0%とは、100回予報を発表しても雨や雪がまったく降らないことを言ってるのではないかと思われるかもしれません。しかし、本来、降水確率は確率だけあって、25%や47%といったように、細かく算出されるはずです。しかし、天気予報では10%、30%といったように10%単位で発表されています。これは降水確率が大まかな目安であるからで、細かい数値となった場合はそれに近い、1桁目が0の数値が発表されます。

気象庁によると、降水確率5%未満であれば0%と発表するとのこと。すなわち、0%と発表されても、雨が降る確率は少しはあるということです。天気予報を見るときは、降水確率をあまり過信しすぎずに、外の雰囲気などから考えて傘を持つなり対策をしましょう。

怪獣のゴジラの名前は、東宝の社員のニックネームからつけられた

2023年に新作となる「-1.0」も公開された人気怪獣映画シリーズ「ゴジラ」。第1作が公開されたのが1954年で、2024年、ついに誕生70周年を迎えました。このゴジラの名前、よく雑学本などで「ゴリラ」と「クジラ」を組み合わせて名付けられたと書かれていますが、実は『ゴジラ』を制作した東宝の社員のニックネームをヒントに生み出されたものでした。

もともと『ゴジラ』は『海底二万浬(かいり)から来た大怪獣』というタイトルとなる予定でした。しかし、制作が始まると、これでは長すぎるということになり、別のタイトルに変更することになりました。スタッフ一丸で新しいタイトルを考えていたところ、東宝の演劇部の課長に、ゴリラのような容貌で、クジラが好きなことから「グジラ」と呼ばれている人がいると聞き、語感が良いということで、そのニックネームを拝借させてもらいました。ただ、さすがにそのまま使うのはまずいため、その語呂を生かした名前にしようと考えた結果、「ゴジラ」という名前が誕生しました。

英語表記では「GOD」が入っていることから、神格化された怪獣のネーミングとしては最高なのではないでしょうか。