フランスで視聴率100パーセントとなった日本のアニメがある
日本のテレビ番組で、視聴率100%を取ったものは過去存在しません。歴代でもっとも高い視聴率を取った番組は1963年の年末に放送された『第14回NHK紅白歌合戦』で、それでも81.4%です。しかしフランスではある番組が最高視聴率100%を記録しています。しかもその番組、日本から輸入されたアニメ作品で、ちょっとびっくりします。
そのアニメ作品とは『ゴルドラック』、日本では『UFOロボ グレンダイザー』というタイトルで放送されていました。当時フランスでは国内でアニメを制作するより、日本から輸入したほうが費用がかからないということで、多くの作品が放送されていました。そのため、フランスの子どもたちにとって日本のアニメは何の抵抗もなく受け入れられていたそうです。
そんな中、1978年夏に『ゴルドラック』が放送されました。その年のフランスの夏は雨が多かったということで、多くの子どもたちが外に出ずにテレビを見ていたそうです。その偶然も相まって『ゴルドラック』はたちまち人気となり、結果、視聴率100%をたたき出したというわけです。
現在もフランスでは日本の漫画やアニメが人気です。そのきっかけとなったのは、おそらく『ゴルドラック』をはじめとする当時のアニメ作品だったのでしょう。
エジプトのクフ王のピラミッドは、4000年以上、世界一高い建造物だった
古代エジプトを代表する建造物ピラミッド、中でもクフ王のピラミッドは高さ146.6mと世界最大のピラミッドとして知られています。完成したのは紀元前2400年頃で、実は建造されてからおよそ4000年ほど、世界でもっとも高い建造物はこのクフ王のピラミッドでした。
この記録を抜いたのはドイツにある高さ157mのケルン大聖堂で、1248年に建設が始まりましたが、完成までに時間がかかり、最終的に完成したのは1880年と600年ほど後のことでした。それまでの間、ピラミッド以上の高い建造物は作られず、結果としてピラミッドは4000年以上、世界最高記録を保持していたというわけです。
ちなみに世界遺産に登録されている建造物の中で、もっとも高いのはパリのエッフェル塔、2位はケルン大聖堂で、3位がクフ王のピラミッドです。こんなにも長い間、1位に君臨していたピラミッド、あっぱれというしかありません。