給湯器などの各種住宅設備の交換時期は?

 専用部の居室内の各種の設備もキチンとチェックしておきましょう。不動産のプロは、図表3にあるように「給湯器(交換時期など)」(64.2%)をトップに挙げています。各種の設備には耐用年数がありますから、購入時には問題なく使えても、長い年数が経過しているため、入居後すぐに動かなくなって、取り替えが必要になるケースがあります。設備によっては数十万円かかることもあり、何かと物入りな購入直後の家計に大きな打撃になりかねません。営業担当者や所有者に承諾をとって実際に動かしてみると同時に、いつ設置したのか、経過年数なども確認しておくのがいいのではないでしょうか。それは給湯器だけではなく、お風呂、キッチン、トイレ、エアコンなども同様です。あまり不躾にならない範囲で、稼働状況を確認して、どれくらい使っているのかなどを確認しておくと安心です。

 中古マンションは、少なくとも何千万円単位の高額の買い物なのですから、後悔のないように念には念を入れてチェックしておきましょう。それも、置かれている条件面、共有部分面、室内設備面などさまざまなレベルでチェック、見逃しのないようにしたいところです。

(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)

中古マンション購入では駐車場・駐輪場をチェックすべきとプロが指南する理由
(画像=(資料:アットホーム「不動産のプロが選ぶ!『中古マンション購入時にチェックするべきポイント』ランキング」) ,『Business Journal』より 引用)

提供元・Business Journal

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