駐車場や駐輪場は物件を判断する情報の宝庫
実際にどんなクルマが停まっているかを見れば、どんな人たちが住んでいるのかをある程度推測できます。自分たちと同じようなレベルのクルマが多数停まっていれば、何となく安心できますし、反対に高級外車や改造車などが多数停まっていれば、少し不安になるかもしれません。また、駐車場に空きが多数発生していないかも、管理組合や管理会社などに確認しておくのがいいでしょう。駐車場の使用料は多くの場合、修繕積立金に組み入れられています。ですから空きが多数発生して、駐車場からの収入が減ったら、修繕計画を予定通りに実行できなくなってしまう可能性があるのです。最近は、クルマに乗らない人が増えているそうですから、特に注意しておきたい点です。
駐車場とともに駐輪場についても、足を運んで確認しておきましょう。乳幼児などを乗せる自転車用チャイルドシートのついた自転車が多数あれば、子育て世帯が多いと想像されますし、キチンと並べられているか、ゴミが散乱していないかなどで、住民のマナー意識などもある程度判断できるのではないでしょうか。不動産のプロが重視するように、駐車場や駐輪場はマンションの善し悪しを評価する上では、たいへん重要な情報の宝庫なのです。