返済期間20年以下なら変動金利型並みの金利に

 フラット35の金利は利用する返済期間によって異なりますが、2023年11月の金利は、返済期間15年~20年が1.48%で、返済期間21年~35年が1.96%です。ここから最大1.00%の引下げですから、返済期間15年~20年は1.48%-1.00%で0.48%になります。最長でも引下げ期間は10年に限られますが、それでも、民間ローンの変動金利型、固定金利期間選択型の固定期間の短いタイプの金利並みの低金利で利用できることになります。

 変動金利型は金利上昇によって借入後に適用金利がアップ、返済額増額のリスクがありますが、フラット35は全期間固定金利型なので、10年後に金利の引下げ幅が小さくなったり、金利引下げがなくなったりはしますが、それでも金利引下げ前の本来の金利に戻るだけで、大幅な金利上昇、返済額増額といったリスクはありません。その分、比較的安心して利用できます。