ドーミーイン1階に立地した店舗もある

 東京メトロ丸の内線・中野坂上駅を出てすぐの場所に「CAFE&RESTAURANT OASIS 中野坂上店」(東京都中野区、以下「オアシス」)がある。交通量の多い青梅街道沿いに立地する。

 同店以外に神戸元町店(兵庫県神戸市)、ラビスタ東京ベイ豊洲店(東京都江東区)もあり、この2店は共立メンテナンスが運営するホテル「ドーミーイン神戸元町」「ラビスタ東京ベイ」に立地・隣接する。飲食事業はグループ会社、共立オアシスが運営している。

焼肉きんぐの物語コーポ、カフェ事業に進出のワケ…半年で平均月商2200万円
(画像=「カフェ&レストラン オアシス中野坂上店」、右上は東京メトロ丸の内線・中野坂上駅の表示板(筆者撮影),『Business Journal』より 引用)

「オアシス中野坂上店」の営業時間は10時30分~21時で、「果実屋珈琲」に比べて長時間営業だ。1月下旬の平日午後に一般客として訪れたが、1人席は電源も充実していた。

「オアシスブランドでは2024年1月現在で6店舗になります。業態としてはファミレス機能を持つ『カフェ&レストラン オアシス』が3店舗、『カフェ』(セルフカフェ)が1店舗、『カフェ&ラウンジ』が2店舗(ドーミーインにご宿泊の方専用のラウンジ)として営業しています。

 コロナ禍の2021年7月1日、『ドーミーイン神戸元町』の1階に開業した店が1号店です。当時、コロナ感染への不安や生活を制限されるストレスが続くなか、人々が癒される場所、“オアシス”をつくりたい思いで開業しました」

 共立オアシス代表取締役の百瀬利恵氏はこう説明する。複数業態で展開しているが、本稿ではカフェ&レストラン業態に絞って紹介したい。

焼肉きんぐの物語コーポ、カフェ事業に進出のワケ…半年で平均月商2200万円
(画像=「中野坂上店」の1人席には間仕切りした座席もあった(筆者撮影),『Business Journal』より 引用)