4割以上の人が金利上昇前に買いたいと考えている
金利上昇が避けられないとなれば、それまでの金利が低いうちに住宅ローンを組むのが得策ですが、そうした住宅購入の考え方について質問したところ、図表2にあるような結果になりました。最も多かったのは、「住宅ローン金利が上がる前に買いたい」とする人の44.7%で、「住宅ローン控除(減税率)が変わらないうちに買いたい」とする人も42.1%に達しています。現在の超低金利で住宅ローンを利用できるうちや、住宅ローン減税が多いうちに買っておくのが得策と考える人が多くなっています。
たとえば、借入額5000万円、35年元利均等・ボーナス返済なしで、現在の変動金利型の0.375%で借りることができれば、毎月返済額は12万7049円ですが、0.875%に上がると13万8248円に、1.375%だと15万49円に増えます。1.375%になれば、月間で2万3000円、年間では27万6000円も負担が増えるのですから、早く買っておいたほうが得策と考える人が多いのも当然のことでしょう。

(画像=(資料:LIFULL HOME‘S「住宅ローンに関する意識調査」)
,『Business Journal』より 引用)