首都圏中古マンションは13年比65.2%アップ
まず住宅ローン利用の前提となる不動産価格の動向について、「今後1年間の不動産価格の見通し」を聞いていますが、55.5%の人が「上昇すると思う」とし、「ほぼ変わらない」が33.7%、「下落すると思う」が6.1%、「どちらとも言えない」が4.7%という結果でした。半数以上の人が当面不動産価格は上がるとしており、下がると見る人は1割以下にとどまっています。住宅価格は十分すぎるほど高くなっていますが、それでもまだまだ上がるのではないかと考える人が多いようです。
不動産経済研究所の調査によると、首都圏の新築マンションの平均価格は2013年には4929万円だったものが、2022年は6288万円ですから、この間に27.6%も上がったことになります。中古マンションはもっと上がっています。東日本不動産流通機構のデータによると、2013年には2589万円だった首都圏の中古マンションの成約価格は、2022年には4276万円ですから、なんと65.2%も上がった計算です。