3位:伊藤涼太郎(シント=トロイデンVV)2億100万円

初招集:2024年1月(タイ戦)

2016年に浦和レッズで高卒ルーキーとしてプロキャリアをスタートさせたMF伊藤涼太郎(25)。経験を積むため、水戸ホーリーホック(2017年~2018年、2021年)や大分トリニータ(2019年)に期限付きで移籍したが、最も力を発揮できたのは2022年~2023年のアルビレックス新潟時代だろう。

その技術の高さには驚くばかり。想像力豊かな個人プレーもさることながら、チームメイトを活かす才能も併せ持ち、現在所属しているシント=トロイデンVV(ベルギー1部)でも2試合を除く全てのリーグ戦に出場するなど、チームにとって欠かせない存在となっている。

数々の素晴らしいパフォーマンスで注目を集めたが、これまでA代表への選出がなかった伊藤。2024年元日のタイ戦にようやく初招集となり、代表デビューが実現する日も近い。


町田浩樹 写真:Getty Images

2位:町田浩樹(ユニオンSG)4億6,600万円

初招集:2023年3月(ウルグアイ戦、コロンビア戦)

2022年1月に鹿島アントラーズからベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)に期限付き移籍したDF町田浩樹(26)。190cmの大型センターバックであり、空中戦とラインコントロールを得意としている。

U-19では日本代表経験があった町田だが、A代表としては負傷したDF冨安健洋(アーセナル)の代替として2023年3月に初招集。その後9月にも選抜され、トルコ戦ではスタメン出場しA代表デビューを果たした。

10月のカナダ戦とチュニジア戦、FIFAワールドカップ26アジア2次予選のミャンマー戦とシリア戦にも出場し、2023年は計5試合の代表戦でプレーした町田。2024年元日のタイ戦にも引き続き選抜されており、代表チームに欠かせない存在になったと言えるだろう。


中村敬斗 写真:Getty Images

1位:中村敬斗(スタッド・ランス)18億6,400万円

初招集:2023年3月(ウルグアイ戦、コロンビア戦)

第2次森保ジャパンで初招集された選手の中で唯一、世界最強と呼ばれる5大リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン)のひとつに所属しプレーしているのがスタッド・ランス(フランス1部)のFW中村敬斗だ。2018年にガンバ大阪でプロデビューし、その後、オランダ、ベルギー、オーストリア、フランスと複数の欧州国で経験を積んできた。

日本代表初招集となった今年3月以降は代表メンバーの常連となっていたが、10月13日のカナダ戦で負傷し、最重要ともいえるW杯アジア2次予選(ミャンマー戦、シリア戦)での出場を逃した。

G大阪時代はドリブルが最大の武器だった中村だが、プレーが進化し現在はフィジカルの強さ、シュート精度など複数のスキルに磨きがかかっている。スタッド・ランスでは怪我した期間以外、レギュラーメンバーとしてチームに貢献している。