12位:半田陸(ガンバ大阪)1億900万円
初招集:2023年3月(ウルグアイ戦、コロンビア戦)
2023年、J2のモンテディオ山形からJ1のガンバ大阪へと完全移籍したDF半田陸(21)は、若手でありながら多くの試合にフル出場し、チームの守備の柱となっている。
2017年から2022年までU-15、U-16、U-17、U-23の各代表に選抜され、多くの経験を積んだ半田。しかし、森保ジャパンに初招集された2試合では残念ながら出場機会に恵まれなかった。
守備をしっかりこなしつつ攻撃にも積極的に参加するバランスの良さが特徴で、山形時代にはASローマ(セリエA所属)への移籍が噂されるなど、海外クラブが興味を示すレベルの選手だ。
9位タイ:藤井陽也(名古屋グランパス)1億2,400万円
初招集:2023年3月(ウルグアイ戦、コロンビア戦)
怪我のため辞退したDF角田涼太朗に代わり追加で選出されたDF藤井陽也(22)。藤井にとってこれが初招集となった。カバーリング力が高く、攻撃においても名古屋グランパスで重要な役割を果たしている。前への正確なパスで攻撃の起点を作るだけでなく、ドリブルで攻め上がる技術も備えている。
3月の代表戦では出場機会に恵まれなかったが、2023シーズンはJリーグ全試合に出場し2ゴール3アシストを記録した。その活躍が目にとまり、元日のタイ戦に招集された藤井。今度こそ代表デビューを果たす可能性が高いと思われる。
現12月30日時点で公式発表にはなっていないが、ベルギー1部のアンデルレヒトが藤井にオファーを出したとの情報もある。フィジカルモンスターが揃っている欧州サッカー界でセンターバックのスキルを磨けば、今後の日本代表において重要な存在になることは間違いない。
9位タイ:川村拓夢(サンフレッチェ広島)1億2,400万円
初招集:2023年6月(エルサルバドル戦、ペルー戦)
サンフレッチェ広島のユースで育ち、2018年にトップチームに昇格したMF川村拓夢(24)。フィジカルの強さと90分走り続けるスタミナを併せ持ち、左足のキック精度もピカイチ。今2023シーズンはカップ戦を含み5ゴール4アシストを記録した。
今年6月に初招集されるも体調不良のため離脱。代わりに浦和レッズのMF伊藤敦樹が追加で選出された。無念の途中離脱から約半年。1月1日のタイ戦に向けて再び代表入りを果たした川村は、離脱時の悔しさを振り返るとともに森保監督から評価されているボックストゥーボックスなど自身の特徴を活かしたいと出場に意欲をみせた。
昨2022シーズンには第28節清水エスパルス戦で自陣から約60mのスーパーロングシュートを決め、年間最優秀ゴール賞に輝いた川村。今度こそ代表デビューを果たし、世界を魅了するパワフルプレーを披露してほしい。