笑いが取れる面白い挨拶をしたい場合

無理に笑いを取る必要はありませんが、楽しい雰囲気を作るためには、くすっと笑いを誘うような挨拶も考えておくと良いでしょう。


【例文】



  • ご紹介に預かりました、◯◯部の◯◯です。

    まずは皆さん、1年間お疲れ様でした。

    全社一丸となって厳しい時期も乗り越え、最終的には実りある1年だったかと思います。

    年を忘れる会と書いて忘年会ですから、

    今夜は仕事のことは忘れて楽しみましょう。

    ただし、週明け出社することは忘れずに。

    今後も力を合わせて業績を拡大していきましょう。

    来年もよろしくお願いいたします。





乾杯の挨拶のポイントと例文

乾杯の挨拶は手短にすることを意識しましょう。その場にいる方の多くは早く飲食を楽しみたいと考えているからです。挨拶は手短にそして元気に。その場が盛り上がるような挨拶だと好印象を与えられます。

一言で行う場合

開会の挨拶がしっかりした内容かつ長めであれば、乾杯は一言で端的だとバランスが取れます。


【例文】



  • 乾杯の挨拶のご指名を受けました、◯◯部の◯◯です。

    それでは、乾杯の音頭を取らせていただきます。

    皆様、飲み物のご準備はよろしいでしょうか。

    今年1年、お疲れ様でした。

    来年も◯◯のさらなる発展を祈念いたしまして、乾杯!





新人・若手の場合

乾杯の音頭はかしこまった内容であることが少ないため、新人や若手が行う場合もあります。できるだけ明るく、はきはきと大きな声で乾杯の挨拶を行いましょう。


【例文】



  • ご指名に預かりました、◯◯部の◯◯です。

    僭越ながら乾杯の音頭を取らせていただきます。

    入社1年目にして大役を仰せつかり、身の引き締まる思いです。

    それでは皆さま、グラスのご準備はいかがでしょうか?

    まずは今年1年、お疲れ様でした。

    来年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは乾杯!





社長・上司の場合

社長・上司が乾杯の挨拶を行う場合、簡潔にかつ内容に具体性を持たせるのがポイントです。1年のうち印象に残った出来事を取り上げつつ、乾杯に繋げましょう。


【例文】



  • 皆様、今年1年本当にお疲れ様でした。

    今年は年始の◯◯から始まり、夏には◯◯があり、冬にも◯◯の問題が継続するなど、当社にとって厳しい状況が続きました。

    それも全社一丸となってなんとか乗り切ることができ、今日に至ります。

    今日はその1年の労を癒す機会としてください。

    それでは、グラスの準備はよろしいでしょうか?

    乾杯のご唱和をお願いいたします。

    来年も◯◯株式会社のさらなる発展を祈念いたしまして、乾杯!





取引先との忘年会の場合

取引先との忘年会で乾杯の挨拶を行う場合は、開会の挨拶と同様に取引先に向けた内容を意識する必要があります。あくまでも自分は招かれている側であり、その忘年会における主役は招待した企業側であることを忘れないようにしましょう。


【例文】



  • ご紹介に預かりました、◯◯株式会社の◯◯と申します。

    本日はお忙しい中、お招きいただきまして誠にありがとうございます。

    ご指名をいただきましたので、僭越ながら乾杯の挨拶をさせていただきます。

    今年も◯◯株式会社の皆様には大変お世話になりました。

    弊社を代表し、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。

    それでは乾杯の音頭を取らせていただきますので、ご唱和ください。

    ◯◯株式会社のますますの発展を祈念いたしまして、乾杯!





笑いが取れる面白い挨拶をしたい場合

笑いが取れる面白い挨拶は、加減を間違えると場がしらけてしまいます。常識から外れない範囲でウィットに富んだ挨拶をあらかじめ用意しておくと良いでしょう。


【例文】



  • ご紹介に預かりました、◯◯部の◯◯です。

    ご指名いただきましたので、乾杯の音頭を取らせていただきます。

    来年の干支は「辰」です。

    龍には運気上昇の意味があり、縁起物として知られています。

    そんな龍になぞらえて、来年は昇進・昇給・昇格が期待できるのではないでしょうか。

    というわけで社長、何卒よろしくお願いいたします!

    せっかくのビールがぬるくなってしまわないように、

    挨拶はこのあたりで締めさせていただきます。

    それでは皆様、グラスをご準備ください。

    今年1年を労うと共に、来年の英気を養う会にしましょう。乾杯!