開会(開始)の挨拶のポイントと例文

開会の挨拶は1年の労いの気持ちを伝えるタイミングです。自分のことを話すのは控えて、会社全体の1年間の動きや、業績アップに貢献した社員に感謝の言葉を送りましょう。来年の抱負は短く、端的に話します。

一言で行う場合

一言で行う場合、基本的な開会の挨拶の型に則って手短に終えましょう。


【例文】



  • ご紹介にあずかりました、◯◯部の◯◯です。

    まずは皆さん、今年1年お疲れ様でした。

    大変厳しい1年でしたが、全社的に協力することで乗り越えることができました。

    来年も力をあわせてさまざまな苦難を乗り越え、業績拡大を共に目指しましょう。

    今夜は仕事のことは忘れて、大いに楽しみましょう。





新人・若手の場合

開会の挨拶を新人や若手が行うことは稀ですが、会社によっては幹事である若手が開会の挨拶と乾杯の挨拶をまとめて行うケースもあります。その場合は「僭越ながら〜」と一言添えることを忘れないようにしましょう。


【例文】



  • ご紹介にあずかりました、◯◯部の◯◯です。

    僭越ながら開会の挨拶をさせていただきます。

    まずは皆さま、この1年大変お世話になりました。

    本年度は新社会人として初挑戦のことばかり、困難続きの1年でした。

    しかしながら、皆さまのご指導ご鞭撻があり、困難や課題を乗り越えることができました。

    この場をお借りしてお礼申し上げます。

    来年も全員一丸となって難局を乗り越え、◯◯社としても個人としても

    飛躍できる年にしたいと考えております。

    今晩は司会の◯◯さんが素敵なお店と美味しい料理、飲み物を用意してくださいました。

    お互いの1年間を労い、楽しいひと時を過ごしましょう。





社長・上司の場合

社長や上司としての立場で挨拶を行う場合は、メンバーへのこの1年の感謝の気持ちやねぎらい、そして来年も共に頑張っていきたいとの気持ちを伝えるのがよいでしょう。


【例文】



  • 皆さん、今年1年お疲れ様でした。

    今年度は、我が社にとって飛躍の年となりました。

    皆さんの協力により、厳しい困難も乗り越えてきました。心から感謝いたします。

    それぞれ歩み寄り協力することが、チーム全体をより強くしました。

    来年も共に歩み、さらなる成長を目指して頑張っていきましょう。





取引先との忘年会の場合

取引先との忘年会をする場合、挨拶は自社のことではなく取引先のことを話すように意識しましょう。一緒に仕事をしていることへの感謝や、忘年会に招いてくれたことへの感謝を伝えます。


【例文】



  • ご指名をいただきましたので

    僭越ではございますが開会の挨拶をさせていただきます。

    ◯◯株式会社◯◯部に所属しております、◯◯と申します。

    本日は1年の締めくくりという素晴らしいお席にご招待いただきありがとうございます。

    日頃から御社には社長をはじめ社員の皆さまにお世話になっております。

    弊社を代表し、この場をお借りしてお礼申し上げます。

    皆さまのご健勝と◯◯株式会社のさらなる発展をお祈りいたしまして

    簡単ではありますが挨拶とさせていただきます。

    本日はお招きいただきありがとうございました。