1年の苦労をねぎらうことを目的に開催される「忘年会」。忘年会は大きく分けて、開会・乾杯・閉会の挨拶があります。基本的には役職の位が高い方が挨拶を行いますが、なかには司会者や新人、若手が挨拶を依頼されることもあり、誰でも挨拶をする可能性があります。
忘年会の挨拶を依頼された際、悩むのが話す内容です。本記事では、挨拶のポイントと例文をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 忘年会の挨拶の流れと順番を解説
- 開会・乾杯・閉会の挨拶のポイントと例文
- 司会者向けに挨拶を依頼する際のポイントを解説
忘年会の挨拶の流れと順番
会社の忘年会は、開会・乾杯・閉会のタイミングで挨拶があり、基本的な流れが決まっています。幹事は司会進行をするうえで、挨拶を事前に依頼する必要があります。一般的な忘年会の挨拶の流れと順番をきちんと把握しておきましょう。
開会(開始)の挨拶
開会の挨拶は一般的に、参加者のなかでもっとも役職の位が高い方が行います。幹事は全体の司会進行を務め、役職者に開会の挨拶をしてもらうよう促します。
開会の挨拶では、自己紹介、ねぎらいの言葉、1年の振り返り、来年の抱負、結びの言葉を端的に話し、なるべく手短に行います。
乾杯の挨拶
乾杯の挨拶は、参加者のなかで3番目の役職の位が高い方が行うとされていますが、基本的には誰が行っても問題ありません。幹事や盛り上げ上手な若手が任されることがほとんどです。場合によっては、新入社員が乾杯の挨拶をすることもあります。
乾杯の挨拶では、自己紹介と短いスピーチ、乾杯の声かけを行います。「乾杯」の言葉だけでは寂しいですが、長文スピーチとなると場がしらけてしまうため、より短く行うことを意識します。
閉会(締め)の挨拶
閉会の挨拶は、役職の位が高い方が行います。開会の挨拶で1番上の役職者が挨拶した場合は、2番目に役職が高い方に挨拶をお願いしましょう。
忘年会は一般的に会場を貸し切ったり、飲食店を貸し切ったりして行われます。そのため、時間には限りがあります。参加者のなかには、電車の時間や次の予定がある方もいるはずです。閉会の挨拶はそうした事情を考慮して、長くならないよう心がけます。
流れとしては自己紹介を行った後、参加者・幹事への感謝を伝え、来年の抱負を述べたら結びの言葉と手締めで締めるのが一般的です。手締めには種類がありますが、一本締めや三本締めで終わるケースが多いようです。