クレジットカードは何枚くらい持つのが一般的か?そして、ちょうどいい枚数はあるのか?そのような疑問に答えつつ、無数にあるカードの組み合わせの中から、おすすめ3選をここで紹介する。

目次

  1. 1,クレジットカードの平均保有枚数は3.0枚
  2. 2,クレジットカードを3枚持つ5つのメリット
  3. 3,クレジットカードを3枚持つ場合のカードの選び方
  4. 4,おすすめのクレジットカードの組み合わせ
  5. 5,クレジットカードを複数枚持つデメリット
  6. 6,自身のニーズをよく見極めて理想の組み合わせを

1,クレジットカードの平均保有枚数は3.0枚

JCBが2020年に20代から60代の男女3,500人を対象にして実施した調査によると、クレジットカードの保有率は86.6%。平均保有枚数は1人当たり3.0枚となっている。また、平均携帯枚数は2.1枚。つまり2枚のカードを持ち歩き、1枚は自宅に置いているということだ。

保有カードのうち1番多く利用しているものでは、1ヵ月当たり平均6.4回、5.6万円を利用。そのカードを使う理由として最も多いのは「ポイントやマイルがためやすいから(51.3%)」、2番目は「入会金・年会費が他社と比較して安いから(無料含む)(37.7%)」となっている。

その他、カードを選ぶポイントとして、「日常的に利用している銀行・郵貯などの口座を支払口座として登録できる」「ポイント交換商品がよいから」という理由も多く挙げられていた。

2,クレジットカードを3枚持つ5つのメリット

クレジットカードを3枚程度保有する人が多いのはそれがちょうどいい枚数だからだ。どうして3枚なのか?ここで、その枚数を保有することのメリットを説明しよう。

メリット1:特典・サービス・優待を便利に活用できる

クレジットカードには決済機能やキャッシング機能以外にも、それぞれに異なる特典・サービス・優待が付帯している。そこで、自身のニーズに合ったカードを複数枚保有することで大きなメリットを享受できる。

あくまでも目安だが、クレジットカードの種類別に特典・サービス・優待の傾向をまとめると次のようになる。

カードの種類 特典・サービスの傾向
銀行系クレジットカード ATM利用手数料等の優遇
金利優遇
トラベルサービス等
信販系クレジットカード 特約店での優待
トラベルサービス等
国際ブランド自社発行カード トラベルサービス
付帯保険の充実等
流通系クレジットカード デパート・スーパーでの割引・優待等
交通系クレジットカード 獲得マイル優遇
交通機関利用でのポイントアップ
無料ロードサービス等
各カードの上位カード
(ゴールドカード等)
空港ラウンジサービス
補償が充実した付帯保険
高級ホテル・レストランの優待等
(※各カード会社のホームページを元に筆者作成)

メリット2,旅行傷害保険の補償金額を合算(増額)できる

多くのクレジットカードには旅行傷害保険が付帯しており、「傷害死亡・後遺障害」以外は補償金額の合算が可能だ。ただし、保険適用が利用付帯(旅行代金のカード払いが付帯の条件)の場合は、旅行代金をカード払いにしないと保険が適用されず、その分は合算されない。

例えば、カードA、カードB、カードCと3枚のクレジットカードを保有していて、Aが利用付帯、BとCが自動付帯(旅行代金のカード払いの有無にかかわらず保険が付帯)となっている場合、Aで支払いすると全てのカードで保険が適用され、最高補償金額も合算される。

特に海外旅行では高額の医療費がかかることがあるので、複数のカードを保有する場合、ここは意識しておきたいポイントとなる。

メリット3,より多くのポイントをためられる

クレジット利用でたまるポイントについて、利用金額に対し何円相当のポイントがたまるかをパーセントで表示したものをポイント還元率という。

カードを複数枚持っている場合、ポイント還元率が高いカードをメインカードとして主に使っていくことになるが、通常の利用ではポイント還元率が低くても特定の店舗で大きくポイントアップするカードがあるので、上手に使い分けることでより多くのポイントをためられる。

例えば、「セブンカード・プラス」のポイント還元率は通常0.5%だが、セブン-イレブンやイトーヨーカドーでは還元率1%に、また総合通販サイト「オムニ7」でセブンネットショッピングやセブンミールを利用すると還元率2%となる。

メリット4,カードを使える店舗が増える

クレジットカードには国際ブランドが付いており、それにより国内外で広く利用できるようになっている。ただし、他と比べて加盟店数が比較的少ない国際ブランドだと店舗で支払いできないことがある。

VISA、MasterCardは、加盟店数が非常に多いのでそうした心配はあまりしなくてよい。国内ならJCBや、JCB加盟店でも使えるアメックス(アメリカン・エキスプレス)でも支払える店舗は多いだろう。

しかし、JCB、アメックス、ダイナースクラブは海外では国によって利用できる店舗が少ないことがある。そうしたケースを想定し、特に海外旅行時には異なる国際ブランドのカードを複数持ち歩くのがおすすめだ。少なくともVISAブランドかMasterCardブランドのカードを1枚は携帯したい。

メリット5,万が一のカード紛失に備えられる

クレジットカードをよく使う生活をしていると、万が一、紛失してしまったときに非常に不便だ。しかし、そうしたケースでも複数枚のカードを持っていると、不便さを多少回避できる。

公共料金の支払いなどにカードをひもづけた場合は登録変更などが面倒だが、目先の決済にカードが必要なときには複数のカードがあると、再発行を待つ間にそれを利用すればよい。

では、カードは多くあればいいのかというと、枚数が多いと今度はその管理が面倒だ。そこで、管理の面でちょうどいい枚数は3枚ということになる。

3,クレジットカードを3枚持つ場合のカードの選び方

クレジットカードを3枚持つとして、それをどう選べばいいのだろうか?大前提として、まず押さえておきたいのが次の3点だ。

①国際ブランドはなるべくなら3枚とも別にして、うち1枚は必ずVISAブランドかMasterCardブランドにする。
②1枚が年会費有料カードならあとの2枚は年会費無料カードにするなどして、年会費が負担にならないようにする。
③海外旅行傷害保険は1枚が利用付帯であれば、他の2枚はなるべく自動付帯のものを選ぶ。

この全ての条件を満たせるとは限らないが、なるべくこれに沿う形にすることで、あるカードのマイナス点を他のカードが補ってくれるだろう。

次に、3枚のカードをそれぞれどのような基準で選べばいいか説明しよう。

1枚目の選び方――メインカードには年会費無料でポイントがたまるカードを

主に利用するメインカードにはポイント還元率が一番高いカードを選ぶ。優待や特典などは他の2枚で補うと割り切って、とにかくポイントの高さだけで選んでもいいだろう。目安はポイント還元率1%以上だ。

年会費が有料だとポイントを得るためにコストをかけていることになるので、年会費無料のカードを選びたい。おすすめカードの一例を次に挙げておく。

・楽天カード(ポイント還元率1%、年会費無料)
・リクルートカード(ポイント還元率1.2%、年会費無料)
・Orico Card THE POINT(ポイント還元率1%、年会費無料)
・ヤフーカード(ポイント還元率1%、年会費無料)

2枚目の選び方――特典・サービス・優待の充実したカード

次にさまざまなジャンルの店舗で優待が提供されたり、旅行で便利なサービスが提供されたりするカードを選ぶ。

一般論としてそうしたカードは、ポイント還元率がそれほど高くない(0.5%程度が多い)。逆に、ポイント還元率の高い年会費無料カードは優待があまり充実していないが、先に説明した1枚目とこの2枚目の組み合わせにより双方のデメリットをうまく補い合える。

2枚目でも年会費は、無料か安いものを選んだ方がいいだろう。おすすめカードの一例を次に挙げておく。

・イオンカード
・エポスカード
・セゾンカードインターナショナル

3枚目の選び方――自分にとってのメリットの大きなカード

3枚目は自分にとって特にメリットの大きなカードを選ぶ。

例えば、ANAマイルをためていて普段は東京メトロを利用しているなら、クレジット利用ポイントや東京メトロ利用でたまるメトロポイントを比較的高いレートでANAマイルに移行できる「ソラチカカード」を選ぶといいだろう。

もしくはビックカメラをよく利用するなら、同店で最大11.5%還元が可能な「ビックカメラSuicaカード」を、ENEOSのサービスステーションをよく利用するなら「ENEOSカード」がおすすめとなる。

これに関しては個人それぞれのニーズに合わせることになるため、万人におすすめのカードはない。自分にとってのメリットが大きいなら年会費は有料でもいいし、高額なものでも構わない。

4,おすすめのクレジットカードの組み合わせ

以上の考え方に基づいて、おすすめの組み合わせをいくつか紹介しよう。なお、ここで挙げたのはあくまで一例であって実際にはさまざまな組み合わせが可能だ。特に3枚目のカードは個人のニーズによってまったく異なってくる。

おすすめ組み合わせ例1,楽天カード+セゾンカードインターナショナル+ソラチカカード――ANAマイルをためている人に

楽天カード セゾンカード
インターナショナル
ソラチカカード
年会費(税込) 無料
家族カード無料
無料
家族カード無料
2,200円
※初年度無料
家族会員1,100円
※本会員が無料の場合は無料
国際ブランド VISA
MasterCard
JCB
アメックス
VISA
MasterCard
JCB
JCB
マイル還元率 0.5% 0.3% 0.5%
付帯保険 海外旅行傷害保険
(利用付帯)
海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内航空傷害保険(自動付帯)
ショッピング保険
(※各カード会社のホームページを元に筆者作成)

ANAマイルをためており、かつ日常的に東京メトロを利用している人におすすめの組み合わせがこの3枚だ。3つのカードでたまるポイントがいずれもANAマイルに交換できることが大きなメリットとなる。それぞれのカードについて説明しよう。

・楽天カード……マイル還元率0.5%・ポイント還元率1%のメインカード

メインカードとなる「楽天カード」のマイル還元率(利用金額当たりのマイル獲得率)は0.5%。これはANA一般カードの1つである「ソラチカカード(To Me CARD PASMO JCB)」と同じだ。

ただし、マイルへの交換以外の用途にポイントを使った場合のポイント還元率は「楽天カード」が1%、「セゾンカードインターナショナル」が約0.5%、「ソラチカカード」が約0.5%となるため、ANAマイルに交換しない場合も考え、この「楽天カード」を主に利用してポイントをためていくのがおすすめだ。

なお、このカードでは最高2,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯となる。

・セゾンカードインターナショナル……全国各地で優待充実

マイル還元率は他の2枚と比べて低く保険も付帯しないカードだが、年会費無料でありながら充実した優待を利用できることがメリットとなっている。この3枚における優待担当カードと考えていいだろう。

まず、トラベルサービスとして、国内・海外パッケージツアー最大8%オフ、海外用レンタルWi-Fi割引優待、国内外のレンタカー割引優待、海外デスクサービス、空港手荷物一時お預かり割引優待、空港コートお預かり割引優待、空港手荷物宅配割引優待、世界のお土産宅配サービスで割引&ポイントアップ、スーツケース・トラベルグッズ購入におけるポイントアップ、などの特典を利用可能だ。

その他、「AbemaTV」ABEMAプレミアム3ヵ月無料、カーシェアリングクラブ2ヵ月無料&ポイントアップ、「LUXA」最大90%オフ、西友・リヴィン・サニーで毎月指定日に5%オフ、などの優待を利用できる。

また、全国各地でレジャー、グルメ、ビューティー&リラクゼーション、トラベル、ライフサポート、ショッピング、各種チケット類の優待が幅広く提供される。

・ソラチカカード……ANA航空券購入ではマイル還元率1.5%

通常のマイル還元率は0.5%で「楽天カード」と同じだが、入会時とカードの継続時にそれぞれ1,000マイルがプレゼントされる。また、ANA便搭乗時には通常の獲得マイルに加え10%のボーナスマイルが付与。ANA航空券購入分はマイル還元率が1.5%となる。さらに、東京メトロへの乗車などでたまるメトロポイントもANAマイルに交換できる。

以上のことから、普段は「楽天カード」を使い、ANA航空券購入時には「ソラチカカード」を利用する使い分けをするといいだろう。

その他、「ソラチカカード」では、空港内免税店・空港内売店・機内販売での割引や成田空港でのパーキング優待、ホテル・レンタカー割引などANAカード共通の特典を利用可能だ。さらにJCBの海外サービス拠点「JCBプラザ」の利用など、JCBの各種トラベルサービスも提供される。

保険は、最高1,000万円の海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険(航空機利用中のケガを補償)、海外で購入した商品に適用されるショッピング保険が付帯。海外旅行傷害保険は自動付帯となるが、他のカードの保険と合算可能な傷害・疾病の治療費用等の補償は付帯しないので残念ながら合算によるメリットはない。

――この3枚の組み合わせの活用方法は、主に「楽天カード」で支払い、セゾンの優待対象店舗では「セゾンカードインターナショナル」を利用、ANA利用時や空港では「ソラチカカード」を使う形になるだろう。

おすすめ組み合わせ2,リクルートカード+エポスカード+TRUST CLUBプラチナマスターカード――グルメを愛する人に

リクルートカード エポスカード TRUST CLUB
プラチナマスターカード
年会費(税込) 無料
家族会員無料
無料
※家族カード発行なし
3,300円
家族会員無料
国際ブランド VISA
MasterCard
JCB
VISA MasterCard
ポイント還元率 1.2% 0.5% 0.5%
付帯保険 海外旅行傷害保険(利用付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
ショッピング保険
海外旅行傷害保険(自動付帯) 海外旅行傷害保険(利用付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
ショッピング保険
(※各カード会社のホームページを元に筆者作成)

3枚それぞれにグルメ関連のメリットがあり、B級グルメから高級グルメまで食をとことん楽しみたい人におすすめの組み合わせとなっている。各カードの特徴を説明しよう。

・リクルートカード……還元率1.2%の超高還元率カードをメインに

ポイント還元率1.2%という国内屈指の超高還元率カード。メインカードとしてほとんどの支払いはこれで行うことになる。クレジット利用でたまるリクルートポイントは基本的にPontaポイントへ交換して使うことになるため、Pontaポイントを導入しているリクルート系の各種ネットサービスと愛称がよい。

例えば、飲食店ネット予約サイト「ホットペッパーグルメ」で予約すると予約人数1名につき50 Pontaポイントが付与されるので、5人で店舗へ行き代金2万5,000円を「リクルートカード」で支払った場合、合わせて550円相当のポイントがたまる。その場合、ポイント還元率換算では2.2%と非常に高い還元率となる。

・エポスカード……1万店舗で割引・ポイントアップ

年会費無料ながら、レストラン、居酒屋、カフェ、カラオケ店、アミューズメント、各種商業施設、スパなど約1万店舗で割引やポイントアップなどの優待が提供される。また、マルイの店舗とネット通販では年4回開催される「マルコとマルオの7日間」の期間中、何度でも10%オフで買い物ができる。

この3枚の組み合わせにおいて幅広い優待を担当するカードといっていいだろう。

・TRUST CLUBプラチナマスターカード……高級レストランで1名分無料

プラチナカードとしては超格安のカードであり、その分、他社プラチナカードと比較すると見劣りする部分もある。ただし、このカードには、全国約200店舗の対象レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になる「ダイニング by 招待日和」というMasterCardのプラチナ特典が付いており、グルメを楽しみたい人はこれだけで年会費以上のメリットとなる。

「ダイニング by 招待日和」のサービスは1ヵ月につき2回まで利用可能。対象レストランには高級店が数多く含まれているので、1、2回利用するだけで年会費以上の価格メリットが期待できる。例えば、2万円のディナーを2人で利用した場合、1名分2万円がそっくり無料となる。

その他、このカードには、国内32空港と海外2空港(ハワイ・ホノルル、韓国・仁川)を対象とした空港ラウンジサービス、国際線手荷物宅配優待、100ヵ国で利用可能なフリーWi-Fiサービス、最高3,000万円の海外・国内旅行傷害保険(利用付帯)、年間50万円限度のショッピング保険などが付帯する。

――この組み合わせの活用方法は、「リクルートカード」をメインに使いつつ、街なかの廉価な店舗ではホットペッパーグルメ経由の予約やエポスカード特約店を上手に利用する。高級店では、「TRUST CLUBプラチナマスターカード」の「ダイニング by 招待日和」を利用する形となるだろう。

おすすめ組み合わせ3,Orico Card THE POINT+イオンカード+エムアイカード――ショッピングを楽しみたい人に

Orico Card THE POINT イオンカード
(WAON一体型)
エムアイカード プラス
年会費(税込) 無料
家族会員無料
無料
家族カード無料
2,200円
※初年度無料
家族カード無料
国際ブランド MasterCard
JCB
VISA
MasterCard
JCB
VISA
アメックス
ポイント還元率 1% 0.5% 0.5%
海外:VISA 1%
アメックス 1.5%
付帯保険 ショッピング保険
(※各カード会社のホームページを元に筆者作成)

海外旅行にはほとんど行かず、その分、ショッピングにお金を使っている人を想定した組み合わせだ。ここでは、ネットショッピング、イオンモールなどイオン系の店舗、三越、伊勢丹を主に利用しているケースで考えた。

・Orico Card THE POINT……通常1%還元、ネットショッピングでは2%以上の還元

「Orico Card THE POINT」は通常1%還元。ポイントサイト「オリコモール」経由のネットショッピングではその1%分に加えてショップごとに設定されたポイント(0.5%〜最大15%)と、このカードの特典としての特別加算分0.5%が加わり、合わせて2%〜最大16.5%のポイント還元率となる。なお、各ショップ独自のポイント(楽天ポイント、Amazonポイントなど)がある場合はそれも重ねて付与される。

その他、パッケージツアー海外最大8%・国内最大5%割引、国内外のレンタカー割引優待、海外デスクサービス、海外お土産宅配サービス割引優待、海外用レンタルWi-Fi割引優待などが提供される。

・イオンカード(WAON一体型)……イオンでお得なだんぜんカード

イオンカードのポイント還元率は0.5%。ただし、イオングループの対象店舗では常時1%還元となり、毎月20・30日の「お客さま感謝デー」には買い物代金が5%オフになる(55歳以上の会員は毎月15日も5%オフ)。毎月10日はイオングループ以外の利用でも1%還元だ。

優待については、イオンシネマで300円〜最大700円割引、海外用Wi-Fiレンタル優待、国内レンタカー優待などの他、全国各地の多種多様な店舗で割引などの優待が提供される。優待店舗数はかなり多い方だ。

また、年間100万円以上のカード利用があると年会費無料の「イオンゴールドカード」に招待されることもこのカードの大きな特徴となっている。

「イオンゴールドカード」では「イオンカード」のサービスに加え、国内空港ラウンジサービス(6空港)、イオン店舗にあるイオンラウンジサービス(2021年2月中旬現在休止中)を利用可能。最高5,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)、最高3,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯)が付帯し、ショッピング保険は50万円限度から300万円限度へと増額される。

「イオンゴールドカード」は年会費無料カードとしては非常にメリットが大きい。「イオンカード」を作ったら最初の1年間は、100万円以上を利用して招待されるようにしたい。

・エムアイカード プラス……三越・伊勢丹で5%〜10%還元

三越や伊勢丹をよく利用する人は、ポイント面で非常にお得なカードが「エムアイカード プラス」だ。通常のポイント還元率は0.5%とそう高くないが、三越や伊勢丹の利用では初年度5%還元、2年目以降は前年の三越・伊勢丹などにおけるショッピング金額に応じて還元率が決定される。

具体的には、ショッピング金額が税込30万円未満で5%、30万円以上100万円未満で8%、100万円以上で10%となる。食料品・レストラン・喫茶の支払いや1品3,000円(税別)未満の商品は一律1%還元にとどまるが、いずれにせよ三越や伊勢丹の利用が多い人にとってメリットの多いカードであることは確かだ。

なお、三越伊勢丹グループ店舗以外でのポイントアップもある他、海外利用時はVISAブランドで1%還元、アメックスブランドで1.5%還元となる。

この特徴的なポイントサービスの他、旅行商品購入時のポイントアップやスーツケースレンタル優待、レンタルモバイル・Wi-Fi優待、海外レンタカー優待など基本的なトラベルサービスも付帯している。

――この3枚は、通常の支払いとネットショッピングには「Orico Card THE POINT」を使い、イオングループでは「イオンカード」を、三越や伊勢丹、そして海外では「エムアイカード プラス」を使うことでポイントを効率よくためられる。

ただし、この組み合わせでは旅行傷害保険の付帯がないため、旅行よりもショッピングを重視したい人向きといえるだろう。

5,クレジットカードを複数枚持つデメリット

クレジットカードを複数枚持つことには次のようなデメリットもある。

デメリット1,カードの管理がおろそかになる

クレジットカードが複数枚あると、その分だけ管理の手間がかかる。例えば、毎月の利用明細のチェックはカードの枚数が多いと面倒なため、どうしてもおろそかになりがちだ。しばらく使っていないカードでも、不正利用される可能性を考えると毎月のチェックは必要。それを考えるとあまり多くカードを持つことはすすめられない。

デメリット2,ポイントが分散してしまいがち

複数のカードを使っているとポイントが分散してしまいがちだ。ポイントの有効期限の短いカードや、ある程度ためないとポイントを利用できないカードでは、うっかりポイントを失効させてしまうこともあるだろう。

6,自身のニーズをよく見極めて理想の組み合わせを

保有できるクレジットカードの枚数に制限はないとはいえ、先に挙げたデメリットを考えると3枚から多くても4枚程度に抑えた方がいいだろう。

自身のライフスタイルやこれまで何にカードを使ってきたのかなど、ニーズをよく見極めて、ここで挙げた例を参考にベストなカードの組み合わせを考えてみてほしい。

モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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