ANAゴールドカード5種を比較 年会費、マイル還元率、海外保険など特徴を紹介

2019.5.15
FINANCE
(写真=279photo Studio/Shutterstock.com)
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ANAを利用する機会が多い人には、マイルが効率よく貯まるゴールドカードのほうが断然有利だ。だがANAのゴールドカードは5種類あるので、どれを選べばいいかわからない……という人もいるだろう。今回は、そんな人のために5種類のクレジットカードを比較した。

マイルが貯まりやすい仕組みのANAゴールドカード

ANAゴールドカードにはVisa、MasterCard、JCB、ダイナースクラブ、アメックス(アメリカン・エキスプレス)の5大国際カードブランドが用意されている。

ANAの一般クレジットカードと違う点は、入会時・継続時や搭乗ごとにもらえるボーナスマイルや、クレジット利用によるポイントをマイルに交換するときのレートなどで、当然ゴールドカードのほうがマイルは貯まりやすい。

ANAワイドゴールドカード(Visa/MasterCard)――年会費のディスカウントも

Visa/MasterCardブランドのANAワイドゴールドカードの年会費は1万4,000円(税別)、家族会員は4,000円(税別)だ。

入会時と毎年のカード継続時に2,000マイルが付与される。また通常のフライトマイルに加えて25%分のマイルが付与されるため、ANAをよく使う人なら非常に効率よくマイルを貯めることできる。

年会費を安くする方法もある。カード利用明細書をウェブ上のみで確認するサービスを利用すると、年会費1万4,000円(税別)が1万3,000円(税別)になり、さらに自動リボ払いの「マイ・ペイすリボ」も利用すると年会費は9,500円(税別)、家族会員の年会費は2,500円(税別)になる。

クレジット利用で貯まるポイントは三井住友カードの「ワールドプレゼント」で、1,000円ごとに1ポイントが付与され、この1ポイントは10マイルに交換できる。

また、ANAカードプラス加盟店でANAカードを利用するとマイルが貯まる。たとえばANAの航空券を購入した場合には、ポイントからマイルに交換した分を合わせて、100円につき2マイル相当が付与される。

付帯する旅行傷害保険は、海外旅行、国内航空、国内旅行ともに補償額は最高5,000万円だ。また、年間300万円までのショッピング補償も付帯する。

ゴールドカードならではの特典として国内主要空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できるサービスも付帯するが、いわゆる“カードラウンジ”の利用であり、よりグレードの高いANAラウンジは利用できない。

ANAワイドゴールドカード(JCB)――最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯

JCBブランドのANAワイドゴールドカードの年会費は1万4,000円(税別)、家族会員は4,000円(税別)。

Visa/MasterCardブランドと同様、入会時と毎年のカード継続時に2,000マイルが付与されるほか、通常のフライトマイルに加えて25%分のマイル付与される。

クレジット利用で貯まるポイントはJCBの「Oki Dokiポイント」で、1,000円ごとに1ポイントが付与され、1ポイントは10マイルに交換できる。またANAの航空券の購入で100円につき2マイル相当が付与される。この点は、Visa/MasterCardブランドと変わらない。

旅行傷害保険の補償額は海外で最高1億円、国内で最高5,000万円だ。そのほか、航空機の遅延や手荷物紛失による費用負担を補償する国内・海外航空機遅延保険や、海外・国内とも年間最高500万円のショッピング保険も付帯する。

空港ラウンジの無料利用サービスも付帯するが、こちらもカードラウンジの利用のみでANAラウンジは利用できない。

ANAダイナースカード――国内外850ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる

ANAダイナースカードの年会費は2万7,000円(税別)、家族会員は6,000円(税別)と、先の2つのカードと比べると高額だが、それ相応の特典・優待が備わっている。

入会時と毎年のカード継続時のボーナスマイル、フライトマイルへの割り増し率などは、いずれも前出のカードと同じだ。

100円のクレジット利用で1ポイントが貯まり、1ポイントを1マイルに交換できるという点は異なるが、クレジット利用1,000円ごとで考えると得られるマイルは同じだ。

旅行傷害保険の補償額は国内・海外ともに最高1億円で、年間最高500万円のショッピング保険も付帯する。また、国内外850ヵ所以上の空港ラウンジの無料利用、ビジネスクラスカウンター利用、空港からの手荷物無料宅配サービス(1個まで)、自宅から空港までのタクシー片道分無料(あるいは一部負担)などの特典・優待がある。

そのほか、対象レストランの所定のコース料金が1~2名分無料となる「エクゼクティブ ダイニング」という特典まである。これは、他社カードであればプラチナカード以上の特典と言っていいだろう。

ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード――家族にも自動付帯される海外旅行傷害保険

ANAアメックス(アメリカン・エキスプレス)ゴールドカードの年会費は3万1,000円(税別)、家族会員は1万5,500円(税別)と、ANAゴールドカードの中では最も高額だ。

入会時とカード継続時のボーナスマイル、フライトマイルへの割り増し率は、すでに紹介したカードと同じだが、ANAグループでのクレジット利用ではポイント2倍となり、ANA航空券の購入では100円につき3マイル相当を獲得できる。

海外旅行傷害保険は最高1億円が補償され、家族にも最高1,000万円の補償が自動的に付帯する。また、このカードで旅行代金を支払っていない場合でも最高5,000万円、家族は最高1,000万円の海外旅行傷害保険が付帯する。

そのほか、最高500万円のショッピング保険や、カードで購入済の旅行やコンサートに急な出張や病気・ケガでの入院により行けなくなった場合にキャンセル費用などを補償する「キャンセル・プロテクション」という保険も付帯している。

旅行関係では、ほかに手荷物1個まで無料で宅配するサービスが提供されているが、空港ラウンジサービスは国内主要空港と海外2空港(ハワイ・ホノルル/韓国・仁川)のみであり、ANAダイナースカードと比べると高額な年会費の割に物足りない印象がある。

甲乙つけがたい5種のANAゴールドカード

5種のANAゴールドカードのうち、海外での使い勝手の良さを考えるなら加盟店がダントツに多いVisaかMasterCardを選び、国内利用がメインで海外では日本人の渡航の多い観光地に行くのなら、現地のJCBプラザを便利に使えるJCBを選ぶといいだろう。

ダイナースとアメックスを比較すると、海外旅行で活躍してくれそうなのは海外空港ラウンジを利用できるダイナースだが、急な予定変更の多い人は旅行などのキャンセル費用が補償されるアメックスが重宝するかもしれない。

年会費に差があることも考慮すると5つのゴールドカードは甲乙つけがたいため、カードスペックをよく確認して自分のニーズに合ったものを選んでほしい。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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