ゴールドカードを持つならば年会費無料のゴールドカードを持ってみてはどうだろうか。ここでは、初めての“金”に適したクレジットカード5枚を紹介。旅行傷害保険や空港ラウンジ無料利用など、各カードのメリットも解説しよう。

<目次>
1. イオンゴールドカード――最高3,000万円の旅行保険
2. セブンカード・プラス ゴールド――nanacoの利用が多いならお得
3. エポスゴールドカード――年間50万円以上利用で無料に
4. NTTグループカードゴールド――年100万円以上の利用で無料
5. 三菱UFJ-VISAゴールド――銀行系ゴールドも

\ おすすめゴールドカード3選/

カード名 イオンゴールドカード セブンカード・プラス ゴールド エポスゴールドカード
年会費 無料 無料 無料※1
還元率 0.5% 0.5% 0.5%
国際
ブランド
VISA/MasterCard/JCB JCB / Visa VISA
国内
旅行保険
最高
3,000万円
- -
海外
旅行保険
最高
5,000万円
- 最高
1,000万円
ショッピ
ング保険
最高
300万円
最高
100万円
-
空港
ラウンジ
国内:6ヵ所 - 国内:19ヵ所
海外:2ヵ所
お買い物
特典
イオンで毎月20日・30日
5%オフ
イトーヨーカドー8のつく日
5%OFF
・マルイでの支払いがポイント2倍
・セール期間は10%オフ
入手方法 インビテーションのみ インビテーションのみ ・インビテーション
・有料で申込み
一般カード
申込
公式サイト 公式サイト 公式サイト
※1:インビテーションの場合のみ無料
自分で加入する場合には5,000円(税込)
年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料
カード名 イオン
ゴールドカード
セブンカード
プラス ゴールド
エポス
ゴールドカード
年会費 無料 無料 無料※1
還元率 0.5% 0.5% 0.5%
国際
ブランド
VISA/MasterCard
JCB
JCB/Visa VISA
国内
旅行保険
最高
3,000万円
- -
海外
旅行保険
最高
5,000万円
- 最高
1,000万円
ショッピ
ング保険
最高
300万円
最高
100万円
-
空港
ラウンジ
国内:6ヵ所 - 国内:19ヵ所
海外:2ヵ所
お買い物
特典
イオンで毎月20日
30日5%オフ
イトーヨーカドー
で8のつく日5%オフ
・マルイでの支払いが
ポイント2倍
・セール期間は10%オフ
入手方法 インビテーション
のみ
インビテーション
のみ
インビテーション
有料申込
一般カード
申込
公式サイト 公式サイト 公式サイト
※1:インビテーションの場合のみ無料
※1:自分で加入する場合には5,000円(税込)
※1:年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料

1,イオンゴールドカード――年会費完全無料!最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯

「イオンゴールドカード」は一般カード会員のうち条件を満たした人に発行される年会費無料のカードで、国際ブランドはVISA、JCB、MasterCardから選べる。

なお、ディズニー・デザインとしてJCBブランドのみミッキーマウスとトイストーリーのいずれかを選べるが、一般カードでそのいずれかを選んでなければ選択できない。また、ミッキーマウスからトイストーリーへのデザイン変更、あるいはその逆の変更も不可となっている。

審査基準・年収目安

招待制のカードであり、「イオンカード」(一般カード)における直近の年間クレジット利用額が100万円以上の会員に発行される。もしくは他の基準を満たした人にも発行されるが、その基準は明らかにされていない。「イオンカード」自体は年収100万円以上であれば、審査通過可能といわれている。

ひとつ注意したいのは、ゴールドカードへ切り替えられるのは通常デザインとディズニー・デザインの「イオンカード」であり、ミニオンズ・デザインの「イオンカード」は切り替えできない点だ。

一方、「イオンカードセレクト」の通常デザインとディズニー・デザインに関しては、「イオンゴールドカードセレクト」への切り替えが可能となっている。

ポイント還元率・ポイント交換対象

クレジット利用でたまるポイントは「ときめきポイント」。200円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)がたまり、通常のポイント還元率は0.5%となる。

ただし、全国のイオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなどイオングループの対象店舗での利用分はポイント2倍(1%還元)に、毎月10日は一般店舗でもポイント2倍(1%還元)となる。さらに、JAL、コスモ石油、ワタミグループなど優待加盟店ではポイントが2~3倍付与される。

ポイントは店舗での支払いに使えるWAONポイントに交換できるほか、dポイント、JALマイルに交換可能。イオン系のオンラインショップでの購入にも充当できる。

イオンゴールドカードのメリット・特典

イオンをよく利用する人にとってメリットとなるのが、イオン店内に設置されたイオンラウンジを無料で利用できること。3名までの同伴者と一緒に利用可能なラウンジでは、ドリンクサービスが提供されるほか、新聞・雑誌・ソファなどが用意され、ショッピングの合間や小休憩時に最適だ(2020年末現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため休止中)。

このカードには海外最高5,000万円・国内最高3,000万円の旅行傷害保険のほか、年間最大300万円のショッピング保険も付帯している。年会費無料と考えると、かなり充実した保険内容といえるだろう。

さらに、「イオンゴールドカード」では、羽田空港国内線、成田空港、新千歳空港、伊丹空港(大阪国際空港)、福岡空港、那覇空港のラウンジを無料で利用できる空港ラウンジサービスも提供。VISAブランドとMasterCardブランドを選択した会員は、各ブランドが提供する空港宅配割引などの優待も利用できる。

イオンゴールドカードのデメリット

空港ラウンジサービスの対象空港は6空港と少なく、年会費有料のゴールドカードにおける同種のサービスと比較すると見劣りしてしまう。特に自分がよく利用する空港が対象になっていない場合は、あまり意味のないサービスとなるだろう。

また、通常のポイント還元率は0.5%と比較的低いため、イオングループ店舗の利用が多くない場合、ポイントをためるのには向かないカードとなる。

イオンゴールドカードの基本スペック表

年会費 無料
家族カード会員無料
国際ブランド VISA
JCB
MasterCard
通常ポイント還元率 0.5%
空港ラウンジ 国内6空港
その他の
特典・サービス
イオンラウンジ(2020年末現在、休止中)
VISA/MasterCardの優待・サービス
付帯保険 海外旅行傷害保険(利用付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
ショッピング保険(利用付帯)
(※イオンゴールドカードのホームページを元に筆者作成)

2,セブンカード・プラス ゴールド――年会費は永年無料!イトーヨーカドーとnanacoを使用することが多いなら

「セブンカード・プラス ゴールド」は、一般カード「セブンカード・プラス」で利用実績を積んだ会員に送られるカードで年会費は永年無料。国際ブランドはVISAかJCBから選べる。

審査基準・年収目安

一般カード「セブンカード・プラス」の審査に通過できる年収の目安は100万円以上といわれている。一般カードからゴールドへの切り替え基準は公開されていないが、高頻度でカードを使っていれば、切り替え条件を満たせると考えていいだろう。

ポイント還元率・ポイント交換対象

クレジット利用でたまるポイントは「nanacoポイント」で、200円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)がたまる。ポイント還元率は0.5%。

セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、デニーズ、西武・そごう、ビックカメラ、ENEOSなどではポイント2倍(1%還元)となるほか、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどではボーナスポイントを獲得できることがある。

ためたポイントは「電子マネーnanaco」に交換すると、全国59万店のnanaco払い対応店舗でショッピングの支払いに充当可能となる。カードの種類として、nanaco機能を搭載した「nanaco一体型」と、すでに保有しているnanacoカードにひもづけしてポイントをためる「nanaco紐付型」の2種が提供されている。

>>「セブンカード・プラス」の詳細を見る(公式サイトへ)

セブンカード・プラス ゴールドのメリット・特典

イトーヨーカドーで8日、18日、28日に、食料品・衣料品・住まいの品が5%オフになる特典が提供される。「セブン旅デスク」において、国内・海外旅行パッケージツアーが最大5%オフになる特典も利用が可能だ。

さらに、国内外で購入した商品に適用される年間100万円限度のショッピング保険が付帯。その他、国際ブランドのVISAやJCBや提供する優待や海外旅行で便利なサービスなども利用が可能だ。

セブンカード・プラス ゴールドのデメリット

空港ラウンジサービスの提供や旅行傷害保険の付帯がないことを考えると、無料とはいえゴールドカードとしてのスペックは他に劣る印象が否めない。ただし、普段からnanacoを利用しており、セブン-イレブンやイトーヨーカドーをよく使っているなら、割引特典やボーナスポイントは十分なメリットとなる。

セブンカード・プラス ゴールド基本スペック表

年会費 無料
家族カード会員無料
国際ブランド VISA
JCB
通常ポイント還元率 0.5%
空港ラウンジ
その他の
特典・サービス
イトーヨーカドー指定日5%オフ
国内・海外旅行パッケージツアー最大5%オフ
VISA/JCBの優待・サービス
付帯保険 ショッピング保険(利用付帯)
(※セブンカード・プラス ゴールドのホームページを元に筆者作成)

3,エポスゴールドカード――年間50万円以上利用で年会費無料!ゴールドらしい特典も

国際ブランドがVISAとなる「エポスゴールドカード」の年会費は5,000円(税込)。ただし、年間50万円以上のカード利用で翌年以降永年無料となるため、初年度のみ年会費はかかってしまうが、実質的に年会費無料と考えていいだろう。

初年度の年会費を無料にする方法も用意されている。年会費無料の一般カード「エポスカード」を作って利用実績を積むとゴールドカードへの招待が届くので、それを受ける形で入会すると初年度から年会費永年無料となる。

審査基準・年収目安

ゴールドカードへの招待条件は公開されていないが、クレジットカード決済を「エポスカード」に集約すれば招待される可能性が高くなるようだ。なお、「エポスカード」の審査に通過する年収の目安は100万円以上と見られており、ゴールドカードもそれとあまり変わらないだろう。

ポイント還元率・ポイント交換対象

クレジット利用でたまるポイントは「エポスポイント」で、200円ごとに1ポイント(1円相当)がたまる。ポイント還元率は0.5%。ポイントの有効期限は通常2年だが、「エポスゴールドカード」の利用で獲得したポイントは無期限となる。

通常のポイント還元率はさほど高くはないが、マルイとモディ、マルイのネット通販では常時ポイント2倍(1%還元)だ。これらの店舗では不定期で、連続5日間、通常の2倍ポイントに加えて購入価格の10%分のポイントが加算されて合計11%還元となる「10%ポイントプレゼント5DAYS」も実施される。

また、飲食店などの優待店舗でポイント最大5倍(2.5%還元)となるほか、会員用サイト「エポトクプラザ」からの旅行・ホテルの予約分で最大6倍(3%還元)となる。さらに、「選べるポイントアップショップ」対象店舗から3店舗を選択すると、そこでは常時ポイント3倍(1.5%還元)になる仕組みもある。

還元率アップ特典だけでなくボーナスポイントサービスも用意されている。年間50万円のカード利用で2,500ポイント(2,500円相当)、年間100万円のカード利用で1万ポイント(1万円相当)のボーナスポイントがプレゼントされる。既存のゴールド会員の紹介によりその家族がゴールドカード(年会費無料)を作っている場合、そのボーナスポイントはさらに増量となる。

以上のように、通常のポイント還元率はそう高くないものの、利用の仕方によってはポイントがたまりやすいカードとなっている。

>>>「エポスカード」の詳細を見る(公式サイトへ)

エポスゴールドカードのメリット・特典

空港ラウンジサービスとして、国内主要19空港とハワイ・韓国の2空港のラウンジを無料で利用が可能だ。さらにハワイ・ホノルルのDFSギャラリア内ラウンジも利用できる。

旅行関連では、最高1,000万円の海外旅行傷害保険が付帯するほか、このカードの国際ブランドVISAがゴールド会員向けに提供する国際線クローク(手荷物一時預かり)、空港宅配、海外Wi-Fiレンタルなどの優待・サービスを受けられる。

ショッピング関連では、マルイやモディ、マルイの通販を、年4回のセール「マルコとマルオの7日間」期間中に何度でも10%オフで利用できる特典が提供される。

エポスゴールドカードのデメリット

国内旅行傷害保険やショッピング保険が付帯しないことはデメリットといっていいだろう。また、招待を待たずに申し込む場合、初年度は確実に5,000円(税込)の年会費がかかってしまうのもデメリットといえる。

エポスゴールドカードの基本スペック表

年会費 5,000円(税込)
※家族カードの発行はなし
ゴールド会員の紹介で家族がゴールドカードを
作るとその分は初年度から年会費無料となる
国際ブランド VISA
通常ポイント還元率 0.5%
空港ラウンジ 国内19空港+海外2空港
その他の
特典・サービス
国際線クローク(手荷物一時預かり)優待
空港宅配優待
海外Wi-Fiレンタル優待
マルイ、モディ、マルイ通販で年4回、10%オフなど
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
(※エポスゴールドカードのホームページを元に筆者作成)

>>>まずは「エポスカード」の詳細を見る(公式サイトへ)

4,NTTグループカードゴールド――年間100万円以上利用で年会費無料!旅が充実

国際ブランドをVISAかMasterCardから選べる「NTTグループカードゴールド」の年会費は5,500円(税込)。ただし、入会月から1年間のクレジット利用金額合計が100万円以上の場合、次年度年会費は無料だ。さらに、年間150万円以上なら家族カードの年会費1,650円(税込)も1枚分無料となる。

クレジットカード決済をこの1枚に集約すれば年間100万円は容易にクリアできるため、初年度を除けば年会費実質無料のカードと考えていいだろう。

審査基準・年収目安

口コミ情報から、審査に通過できる年収の目安は200万円以上と推測される。ただし、職種や勤続年数、年齢などの条件次第で多少前後することになるだろう。

ポイント還元率・ポイント交換対象

クレジット利用金額に応じてポイントがたまる「ポイント・プレゼントコース」か、毎月のクレジット利用金額と、対象の通信料金に応じてキャッシュバックを受けられる「おまとめキャッシュバックコース」の2つから選べる。

・ポイント・プレゼントコース

ショッピング利用額1,000円につき10ポイント、NTTグループの利用額200円につき2ポイントが付与される。ポイントを何に交換するかによってレートが異なり、ポイント還元率としては約0.4~0.7%が目安となる。

交換・移行対象は景品やカタログギフトのほか、dポイント、JALマイル、ANAマイル、スターバックスカード入金、Tポイント、Pontaポイント、JRキューポ(SUGOCA)、ちょコムポイント、VJAギフトカード、図書カードNEXT、QUOカード、Amazonギフト券、nanacoギフト、App Store&iTunesギフトカード、EdyギフトIDなど。

また、1万ポイント→6,000円分というレートでのキャッシュバックも可能だ。

・おまとめキャッシュバックコース

月間カード利用金額に応じてキャッシュバック率が決まり、その率をNTTグループなどの対象通信料金に掛け合わせてキャッシュバック額が決まる。キャッシュバック対象料金の上限は1万5,000円で、それを超えた場合も1万5,000円分として計算される。

キャッシュバック対象となるのは、NTT東・西、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、OCN、WAKWAK、ぷらら、ひかりTV、スカパー!、NTTファイナンスおまとめ請求。キャッシュバック率の一例を挙げると、月間2~4万円未満で1.5%、4~6万円未満で3%、6~8万円未満で4.5%、8~10万円未満で6%……などとなる。

NTTグループカードゴールドのメリット・特典

空港ラウンジサービスとして、国内主要31空港とハワイ・韓国の空港のラウンジを無料で利用が可能だ。さらに、ハワイ・ホノルルのDFSギャラリア内のラウンジも無料で利用できる。空港では国際線手荷物宅配優待、サンパーキング優待などが提供される。

その他、ツアー商品最大8%オフ、ホテル優待、国内レンタカー優待、スパリゾートハワイアンズ優待、富士急グループ優待などが提供。「クラブオフ」として、国内宿泊、映画チケット、レストラン、レジャー施設など20万軒以上で優待を受けられる。

一方、付帯保険も充実。最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険と年間300万円限度のショッピング保険が付帯されている。加えて、インターネットで予約した旅行などの料金について、所定の理由により取り消した場合のキャンセル料金を補償する「ネット予約キャンセル補償サービス」も用意。万が一、会員が不慮の事故や病気で死亡した場合に次回以降の請求を免除する「債務免除制度」も設けられている。

NTTグループカードゴールドのデメリット

年会費実質無料であるにもかかわらずゴールドカードの名にふさわしいスペックを備えたカードといえるが、カード利用額が年間100万円を超えない場合は5,500円(税込)がかかってしまう。この点はデメリットといっていいだろう。

特に複数のクレジットカードを使っている場合は、支払いが分散してしまい、年会費が発生してしまうこともあるので注意が必要だ。

NTTグループカードゴールドの基本スペック表

年会費 5,500円(税込)
※年間100万円以上の利用で次年度年会費無料
家族カード会員1,650円(税込)
※年間150万円以上の利用で次年度年会費無料
国際ブランド VISA
MasterCard
通常ポイント還元率 約0.4~0.7%
空港ラウンジ 国内31空港+海外2空港
その他の
特典・サービス
国際線手荷物宅配優待
サンパーキング優待
ツアー商品最大8%オフ
ホテル・国内レンタカー・スパリゾートハワイアンズ・
富士急グループでの優待
クラブオフ(20万軒以上で優待)
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
ショッピング保険(利用付帯)
ネット予約キャンセル補償サービス(利用付帯)
債務免除制度
(※NTTグループカードゴールドのホームページを元に筆者作成)

5,三菱UFJ-VISAゴールド――年間100万円以上の利用で年会費無料になる銀行系カード

国際ブランドがVISAとなる「三菱UFJ-VISAゴールド」の年会費は1万1,000円(税込)。家族カードは1人目が無料で、2人目から1人につき1,650円(税込)。ただし、1年間のクレジット利用合計金額が100万円以上の場合、本会員と家族カード会員の次年度年会費は無料となる。

初年度の年会費はかかってしまうが、普通にカードを使っていれば年会費の無料化は容易なため、これも年会費実質無料カードといっていいだろう。

審査基準・年収目安

口コミ情報から、審査に通過できる年収の目安は200万円以上と推測される。銀行系ゴールドカードの審査基準としては非常に低いハードルだ。

ポイント還元率・ポイント交換対象

クレジット利用でたまるポイントは「三菱UFJポイント」で、毎月のクレジット利用合計金額1,000円ごとに1ポイント(5円相当)がたまる。ポイント還元率は0.5%。ただし、年間50万円以上のクレジット利用で翌年度のポイント付与率が20%アップし、0.6%還元となる。また、入会後の所定の期間中にポイント10倍(5%還元)になる仕組みもある。

たまったポイントは200ポイント→1,000円としてカード利用代金の支払口座へキャッシュバックできるほか、商品への交換、他社ポイント(JALマイル、dポイント、au WALLETポイント、Pontaポイント、Tポイント、楽天ポイント、nanacoポイント、WAONポイントなど)への移行が可能だ。

三菱UFJ-VISAゴールドのメリット・特典

空港ラウンジサービスとして、国内主要32空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できる。

また、三菱UFJ銀行の「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」を利用しており、かつクレジット利用代金の引き落としがあるとATM手数料優遇が適用される。具体的には1ヵ月単位の優遇適用期間中、同行ATM利用手数料が無料に、提携先コンビニATM利用手数料が2回まで無料となる。

さらに、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯。海外分にはカードを持っていない家族にも最大1,000万円の補償が適用される家族特約も付く。その他、年間300万円限度のショッピング保険も付帯するので高額な買い物も安心だ。

三菱UFJ-VISAゴールドのデメリット

旅行傷害保険と空港ラウンジサービスは充実しているが、それ以外の優待サービスはあまり充実しておらず、普段使いではお得感の少ないカードといえる。年会費無料が適用されない場合、1万1,000円(税込)の年会費が発生してしまうので、複数のクレジットカードを使っている場合は注意が必要だ。

三菱UFJ-VISAゴールド基本スペック表

年会費 1万1,000円(税込)
家族カード1人目無料、2人目から1人につき1,650円(税込)
※年間100万円以上の利用で本会員
・家族カード会員ともに次年度年会費無料
国際ブランド VISA
通常ポイント還元率 0.5%
空港ラウンジ 国内32空港+海外1空港
その他の
特典・サービス
条件クリアによりATM手数料優遇
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
ショッピング保険(利用付帯)
(※三菱UFJ-VISAゴールドのホームページを元に筆者作成)
モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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