iPhoneと全く遜色のないヌルサク感!操作はストレスフリー!

タッチ操作は非常に軽快で、直感的かつ思いのままに操作が可能。いわゆるヌルサクな動作で、ひと昔前のタッチパネルのような遅延も一切ない。こうしたレスポンスの良さを実現している理由が、5.6GHz帯のWi-Fiを採用する点だ。

高速データ通信を可能とする5.6GHz帯Wi-Fiを使用するため「技適」を取得!

SRS-001スマートライドモニターが、ストレスのない素早いレスポンスを実現している理由がスマートフォンとの通信に5.6GHz帯Wi-Fiを採用している点が大きい。

日本では屋外において使用可能なWi-Fiは2.4GHz帯と5.6GHz帯のみとなっており、2.4GHzは様々な家電などにも使われているので電波干渉が多く、速度低下や切断が発生しやすい。また、2.4GHzに比べて5.6GHzならば最低でも10倍以上の通信速度を担保することができる。

四輪は屋内扱いとなって選択できる帯域は幅広いが、バイクは屋外扱いとなるため、バイク専用機であるSRS-001スマートライドモニターは、通信速度を求めるため5.6GHz帯の接続を採用する必要があったのだ。

ただし、5.6GHzのWi-Fiに関しては、航空レーダーや気象レーダーも同じ帯域が使われており、電波干渉が発生した場合、自動的に周波数を切り替える「DFS」と呼ばれる機能を実装しなければ日本の電波法をクリアすることができない。

タナックスでは、CHIGEE社で製造されるスマートライドモニターを日本にローカライズさせるにあたり、DFS機能を搭載し「技術基準適合証明」を取得。電波法もクリアし、国内で安心して使える製品として販売をスタートさせたのだ。

スマホより見やすい表示とクリアな画面で視認性良好!

表示の美しさも画面のレスポンスも私の使っているiPhone12proと比べてもまったく遜色はなく、日中もしっかり視認できる輝度を備えている。

地図アプリはいつも使っているグーグルマップも、たまに使うYahoo!カーナビも、アップルのマップも、それ以外のナビアプリも、すべて問題なく使える。

SRS-001スマートライドモニターの画面サイズは5.0インチなので、6.1インチ画面のiPhone12proと比べるとひと回り小さいくらい。しかし、マップ表示がCarPlay向けになるので、スマホ画面より情報が整理されており非常に見やすい。

Siriを使えばラインでメッセージも送れる!

インカムとスマホ、スマホとスマートライドモニターをそれぞれBluetooth接続することで、声でラインやメッセージを送ったり、音声で新着メッセージを聞くこともできる。

こうしたスマホと連携したナビをはじめとする機能は間違いなく便利だ。しかし、スマートライドモニターの機能はそれだけにとどまらない。