死角検知機能「BSD」が後方からの接近車を見守る!

後方カメラの常時モニターに関連した安全機能がBSDだ。
後方の死角に車や人が入ると音や画面表示で通知してくれる機能で、国産バイクだとNinja H2 SX SEがこれに近い機能を備えている。

ただ、感度の調整がやや難しく、最も高感度にすると対向車線を走る車(自車から遠ざかる車)が自車の斜め後方の検知エリアに入ると、警告が鳴ることもあった。
また、速度差5km/hくらいで後方へ近づいていて来る車両には間違いなく反応するのだが、速度差の大きな場合(正確にはわからないが、体感的に15~20km/h差くらいで抜かれた場合)は、警告が反応する前に追い抜かれてしまう。
ただ、常識的な走りで近づいてくる車やバイクなどには反応してくれるので、BSDはオンにしておくのがおすすめだ。ただし、警報音をONにすると、かなり頻繁に鳴って気が散るので私はOFFで運用した。

モニターにマップ表示中でも、画面上にアラートが割り込み表示してくれる。
あくまで安全のための補助機能なので、車線変更時はモニターと並行し、ミラーと目視は必ず実施するようにしたい。
ツーリング先での安心感を向上させる駐車監視機能

駐車時に振動を検知すると自動で録画を開始する駐車監視機能も有する。出先での駐車時などに安心感の高い機能だ。
オプションの導入でスマートライドモニターはさらに拡張する!

オプションのSRS-002空気圧センサーを購入すれば、タイヤ空気圧とタイヤ温度もリアルタイムモニターできる。

オプション設定されるSRS-006プロワイヤレスリモコンを使えば、手元でアプリの切り替えや通話への応答などが可能となる。
スマートフォンを持つ全てのライダーにおすすめしたい!

SRS-001スマートライドモニターをどんな人に勧めたいかと問われれば、真っ先に思い当たるのはツーリングライダーだ。
防水、防振、耐衝撃ボディは心強いし、電源の心配なくドラレコ、ナビが使えて、死角検知機能、常時リアモニターがライディングをサポートしてくれる。
これは、安全性の向上だけでなく、後方確認への緊張を和らげ、疲労の低減にも繋がるだろう。
また、通勤ライダーやフードデリバリーなど、仕事でバイクが欠かせないライダーも便利なのではないだろうか。