公立中高一貫校の「適性検査」は知識偏重でなく自分の頭で考え、記述する力を重視する
中学受験では、私立難関校に並んで公立中高一貫校が人気を集めている。試験形式の違いには要注意と安田氏は語る。
「公立中高一貫校の選考では、建前として『試験』でなく『適性検査』を行います。その内容も教科別でなく融合問題で、私立中学の試験とは形式が違うので受験対策もおのずと変わります。とはいえ、合格に必要な資質自体は大きくは変わりません。私立難関校に合格するためには思考力と記述力が求められますが、自分で考えて解答を書ける生徒は適性検査でも合格できますから。実際、高レベルの公立中高一貫校では入学者の8割が私立も受験しています」
北氏によると、公立中高一貫校受験対策には「2強」が存在するという。
「生徒数最大を誇るのがenaです。適性検査では、正解が一つとは限らない問題に対して、問題文や図表から的確に情報を読み取り、身につけた知識と組み合わせて解答を記述することが求められます。enaは適性検査に特化し、その授業も集団で意見を出し合い、話し合うような形式をとるなど非常に特徴的です。これに比肩する存在が、私立受験にも実績のある栄光ゼミナールです。公立中高一貫校受検対策コースを設けており、首都圏のほか宮城、京都もカバーしています」