セルフコーチングのやり方

セルフコーチングのやり方は非常にシンプルです。習得するには習慣化が必要なので、一度で終わるのではなく何度も繰り返し行いましょう。セルフコーチングのやり方を4つのステップに分け、注意したいポイントと併せて説明します。

セルフコーチングのやり方

STEP1.達成したい目標を決める

STEP2.達成するために何が足りないのか分析する

STEP3.実践する方法を模索し行動に移す

STEP4.PDCAサイクルを回す

STEP1.達成したい目標を決める

まずは、達成したい目標を設定します。このときに意識したいのが、目標を複数設定することです。そうすることにより、自分でも意識していなかった理想の姿が見えてきます。

目標の粒度はバラバラでも問題ありません。ただし、目標は具体的な内容を意識しましょう。例えば、「営業成績で1位を取る」だけでなく「来年2月までに月間で契約件数◯◯件を達成し、営業成績1位を取りたい」と期限と数値まで決めます。

STEP2.達成するために何が足りないのか分析する

次に、現状を把握し、目標達成のために足りない要素を分析します。

現状を把握するには、目標を100%だと考えた場合、現状の自分は何%なのかをまず数字で表します。現状が20%であれば、その中身を書き出しましょう。過去の体験を振り返ったり、難しければ信頼できる誰かに頼んだりするのもおすすめです。

現状をきちんと把握することで、足りない要素が明確になっていきます。

STEP3.実践する方法を模索し行動に移す

現状把握と足りない要素の分析が終わったら、目標達成のための行動を探します。現状の低い数値からいきなり100%の状態を目指す行動はないので、段階的にレベルアップすることを意識しましょう

例えば、現状が目標に対して20%の場合、30%にするために必要な行動を考えます。このとき、最終的な目標を都度確認しながら行動の内容を考えると、ブレが生じにくくなります。

必要な行動をいくつか書き出した後は、そのなかから目標達成するために効果的な行動を選び、行動の内容を具体化させ、実行に移します。具体化させる際は、行動に期限を設けると先延ばしを防げます。

STEP4.PDCAサイクルを回す

実際に行動が継続したらPDCAを回します。セルフコーチングはすぐに結果や効果が出るものではありません。計画・行動・振り返り・改善のPDCAを回すことで少しずつ効果が目にみえるものになり、目標へと近づくことができます。

行動を定期的に振り返り、効果検証を行いましょう。できたこともできなかったことも、理由を言語化すると次の行動に活かせます。