自己対話力を高め、本当に自分がやりたいことや目標達成への行動を明確にする「セルフコーチング」。自分自身をコーチングし、目的遂行のためにセルフコントロールを行います。

そんな「セルフコーチング」について解説。実践方法やセルフコーチングに関する考え方や知識を学べるおすすめの本もご紹介します。セルフコーチングの実践や上達を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


本記事の内容をざっくり説明



  • セルフコーチングとコーチングの違いとは?

  • セルフコーチングを行うことで得られる3つのメリット

  • セルフコーチングの実践方法を4STEPに分けてご紹介



セルフコーチングとは?コーチングとの違いを紹介

セルフコーチングとは、自分で自分自身をコーチングし、目標達成へと導くことを指します。自身との対話を通して自分の問題に気づき、行動や考え方を変えることで、日々の成長やステップアップを実現していく手法です。

セルフコーチングはコーチングの一種ですが、コーチの有無に違いがあります。セルフコーチングは自分のみで行えるのに対して、コーチングはコーチとコーチングを受ける相手との1対1で行われます。

セルフコーチングは誰でもできますが、コーチングは専門的な技術が必要なのも両者の違いです。コーチングに関する民間資格はいくつか存在しており、コーチングの技能や能力の証明ができますが、セルフコーチングにはそのような資格がありません。

セルフコーチングの3つのメリット

セルフコーチングは、モヤモヤとした気持ちをはっきりさせ、具体的な目標や目標達成のために必要な行動を洗い出すために行われるものです。ただそれだけではなく、ほかにもセルフコーチングを身につけることで得られるメリットが3つあります。

セルフコーチングの3つのメリット

メリット1.自分の人生と向き合える

メリット2.コーチングと同等以上の効果を得られる

メリット3.人間関係を円滑にできる

それぞれの詳細を確認していきましょう。

メリット1.自分の人生と向き合える

セルフコーチングの1つ目のメリットは、自分の人生と向き合えることです。セルフコーチングは自分との対話を通して、自分の理想とする姿を実現するための行動変容や意識変容を促します。

仕事での直近の目標から人生の目標まで、さまざまな質問を自分自身に投げかけることで、問題を整理して自ら道を切り開く主体性が身につきます。

セルフコーチングをマスターすれば、コーチとしての自分を内在化させられます。仕事以外の場面で、自分の人生について考えることを習慣化させられるのがメリットです。

メリット2.コーチングと同等以上の効果を得られる

セルフコーチングの2つ目のメリットは、コーチングと同等以上の効果を得られることです。

セルフコーチングとコーチングは、コーチングのやり方自体に大きな違いはありません。コーチングであれば、コーチが質問を投げかけ、クライアントが答えるところを、セルフコーチングではその両方の役割を自分で行います。

セルフコーチングを繰り返すことで、コーチングの基礎を身につけられます。コーチングは場所や日程を決めないとできませんが、セルフコーチングは自分のタイミングで行えます。

質問の的確性が向上したり、コーチングに伴った行動ができるようになれば、場合によってはコーチングと同等以上の効果も期待することが可能です。

メリット3.人間関係を円滑にできる

セルフコーチングの3つ目のメリットは、人間関係を円滑にできることです。

セルフコーチングでは、自分の質問に対して自分で回答を出さなくてはなりません。質問を繰り返すことで、自分のことを客観的に見つめ直す視点が育まれます。

過去の自分から現在の自分まで、その時々の感情や考えていることを客観的に考える癖がつき、それが対人関係でも活かされます。相手の気持ちを想像したり、理解したりしやすくなり、円滑な人間関係を築くことができます。