MEO対策の効果を高める10のアイデア
Googleビジネスプロフィールに基本情報を登録するだけでも、ある程度のMEO対策にはなります。しかし、コツを押さえて積極的に運用していけば、その効果はさらに高くなるでしょう。
MEO対策の効果を高める10のアイデアを紹介するので、できそうなものから試してみましょう。
- 1.こまめな情報発信を行う
- 2.写真や動画でお店の雰囲気を伝える
- 3.「Googleで予約」との連携で予約を促進する
- 4.対応したキャッシュレス決済を表示させる
- 5.ポジティブな口コミにはお礼の返信をする
- 6.ネガティブな口コミには回答や改善策の返信を行う
- 7.来店者の口コミ投稿を促進する
- 8.来店者にフォローを勧めてリピートを狙う
- 9.分析機能でGoogleビジネスプロフィールを改善する
- 10.MEO対策のコンサルタント・業務委託も検討する
1.こまめな情報発信を行う
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使い、こまめな情報発信を続けていきましょう。
特典やイベント、新商品・メニューなどの情報発信は、新規の集客だけでなく、既存客のリピート促進にもつながります。お客さまが安心して来店できるよう、COVID-19に関する対応も投稿するようにしましょう。
営業時間や電話番号の変更、臨時休業のお知らせなども忘れないように気をつけてください。
2.写真や動画でお店の雰囲気を伝える
お店の雰囲気や商品・メニューについて伝える力は、やはり写真や動画が強いです。テキスト情報だけでなく、写真や動画も充実させることで、お客さまのお店に対する興味を高められるでしょう。
写真撮影の際は、画角やアングル、時間帯(自然光の入り具合)にまでこだわることをおすすめします。自分で撮るのが難しそうなら、写真が得意なスタッフやプロに撮影してもらうのもいいでしょう。
なるべく多くの商品やメニューの写真を載せることも大切です。
ただし、飲食店はメニューを掲載する場合、すべてのメニューを掲載しなければなりません。全メニューを写真付きで投稿する必要はありませんが、朝食・ランチ・ディナーのすべてのメニューを記載しなくてはなりません。
小売店の場合、アルコールやタバコ関連商品、ギャンブルなどの規制対象となっている商品・サービスの掲載は禁止されています。
商品・メニューを投稿する際は、ガイドラインに違反しないよう気をつけましょう。
参考:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン
3.「Googleで予約」との連携で予約を促進する
Googleビジネスプロフィールには「Googleで予約」という予約機能があり、これを連携させることで、Googleビジネスプロフィールから予約ができるようになります。
業種によっては予約だけでなく、オンラインでの事前決済にも対応できます。これにより会計がスムーズになったり、無断キャンセルを抑止したりできるでしょう。
4.対応したキャッシュレス決済を表示させる
Googleビジネスプロフィールにはお店で使えるキャッシュレス決済を表示できます。キャッシュレス決済を表示することは、お客さまの利便性アップにつながります。
特に若い世代や外国人旅行客などには、キャッシュレス決済を好む人も多いです。ポイントを貯めるために、普段の支払い方法が使えるかどうかでお店を選ぶ人もいます。
5.ポジティブな口コミにはお礼の返信をする
お客さまはGoogleビジネスプロフィールに、お店のレビューや口コミをつけられます。レビューは5段階評価で、レビューの数と平均値が表示されます。口コミにはコメントだけでなく、写真や動画をつけることもできます。
高評価と口コミを集めることで、MEO対策の効果はさらに高くなるでしょう。
Googleビジネスプロフィールにはお客さまからの口コミに返信する機能があります。ポジティブな口コミがついたら、できるだけお礼の返信を送りましょう。
親しみやすい雰囲気が出て来店しやすくなったり、「口コミを書いてみようかな」と思ってもらえたりするかもしれません。
6.ネガティブな口コミには回答や改善策の返信を行う
レビューや口コミの機能があるということは、低評価やネガティブな口コミがつくリスクもあるということです。どんなに気をつけていても、誤解や悪意によりこのような悪評がついてしまうことはあります。
ネガティブな口コミがついたら、なるべく早く返信をしましょう。その口コミに書かれていることが事実かどうかはひとまず置いておいて、まずは嫌な思いをさせたことを謝罪し、原因や再発防止のための取り組みについて伝えます。
このような誠意ある対応をすることで、お店のイメージダウンを抑えられるでしょう。返信が口コミを書いた人の目に留まり、訂正や再来店をしてくれるかもしれません。
7.来店者の口コミ投稿を促進する
ポジティブなレビューや口コミが増えるほど、MEO対策の効果は高くなっていくでしょう。POPや会話を通して、お客さまの口コミ投稿を促すのもひとつの手段です。
ただし、Googleのガイドラインではレビューや口コミに見返りを提供することが禁止されています。「口コミ投稿でクーポン進呈」のようなことはしてはいけません。ガイドラインに違反すると、Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止されることもあります。
8.来店者にフォローを勧めてリピートを狙う
2023年8月時点ではGoogle マップのアプリのみですが、Googleビジネスプロフィールにはお店や会社をフォローする機能があります。フォローをすると、そのお店や会社の投稿や情報更新が通知されるようになります。
お店を気に入ってくれたお客さま、常連客などには、お店のフォローをおすすめしてみましょう。フォローのメリットとやり方を書いたPOPを使うのもおすすめです。
お客さまがお店のイベントや特典に気付きやすくなり、再来店のきっかけがうまれやすくなります。
9.分析機能でGoogleビジネスプロフィールを改善する
Googleビジネスプロフィールにはインサイト(分析)機能があります。Googleビジネスプロフィールの閲覧数やクリック数、電話による問い合わせ数などがわかります。
ユーザーがどんなキーワードで検索をしているのか、検索数に関するデータも提供されています。これらのデータから、MEO対策の効果やGoogleビジネスプロフィールの改善点などを分析できるでしょう。
分析と改善をくり返すことでMEO対策の効果は高くなり、より多くのお客さまを集められるようになります。
10.MEO対策のコンサルタント・業務委託も検討する
MEO対策をしてみたが思うように成果が出ない、忙しすぎてそこまで手が回らないという場合は、MEO対策のコンサルタントや業務委託を活用するのもいいでしょう。
これらのサービスを検討する際は、代行してもらえる業務の範囲や分析・提案の有無、お店・会社の業種・業態についての理解度などが選定ポイントとなります。
Googleビジネスプロフィールのガイドラインをきちんと把握し遵守しているか、実績はどの程度なのかなど、MEO対策を安心して任せられるかどうかも確認しましょう。
コンサルタント・業務委託の費用相場
MEO対策のコンサルタントや業務委託の料金形態は「成果報酬型」と「固定費型」に分かれます。これに加え、初期費用がかかることもあります。
初期費用は5万円程度、それ以降は成果報酬型で日額500~1,500円、固定費型で月額2万~10万円を目安と考えるといいでしょう。契約期間は6ヵ月ほどが一般的で、費用の合計は成果報酬型で12万~20万円、固定費型で25万~65万円ほどになるといわれています。
ただ、コンサルタントや業務委託の費用は、依頼内容やどんな検索キーワードに対策するのかなどにより変わってきます。
粗悪な業務を行っている会社に引っかからないためにも、必要な業務を見極め費用を抑えるためにも、オーナー側でもMEO対策について勉強しておくといいでしょう。