値引き交渉しにくい「超売り手市場」になっている
直近の動向をみると、新規登録価格と成約価格の1平方メートル単価は限りなく近くなっています。図表5にあるように、2023年6月の新規登録価格の単価は72.69万円に対して、成約価格の単価は72.27万円で、その差は0.6%に縮小しています。平均値とはいえ、ほとんど値引き交渉なしで契約が成立している物件が多くなっていると推測されます。売り手優位の完全な「超売り手市場」ということができます。手持ち物件を売るなら最高の環境です。この環境であれば、売却には不利になるとみられる築年数の長い物件、専有面積の狭い物件でもより有利な条件で売れるかもしれません。売却を考えている人は、そろそろ実行に移したほうがのではないないでしょうか。
(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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